銀座 皮膚科 美容皮膚科 形成外科 しみ しわ たるみ

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老人性色素斑(日光黒子)につき詳しく

老人性色素斑の特徴


いわゆる「普通のしみ」です。紫外線や老化が原因と言われていますが完全には解明されていません。日光が当たりやすい部分にできやすいというのが一般的な認識ですが、ときに太ももやふくらはぎなど、日光があまり当たらない部分にもできます。
好発年齢は30代からがですが、まれに10代、20代にもできることがあります。10代や幼少期に出現したものでは扁平母斑(茶アザ)との見分けが重要になります。
色や大きさは様々ですが、だいたいのものが円形に近く茶褐色である場合が多く、境界は比較的はっきりしているものが多いです。
通常平らに見えますが、よく観察すると少しだけ膨らんでいるものもあります。
ときに右のイラストにあるようなくすんだ色(グレー色)や赤みを帯びたものを見ることがあります。これは、扁平苔癬様角化症といって、老人性色素斑に何らかの炎症が加わった結果だと考えられ、自然に消失することもあると言われています。ダーモスコピー所見や状態によって、治療に適しているかを判断します。
治療によって取れやすいタイプのしみですが、原因がはっきりしていない以上、再発の恐れがあります。

 

 

【形について】
円形に近い形が多いです。時に、少し不整形に見えるものもありますが、よく観察してみると複数の類円形が重なって不整形になっている場合が多いです。
逆に、いびつな形をしている場合は老人性色素斑以外のしみの可能性を考える必要があります。
特に、縦長に見える場合は、出現時期などを考え合わせて扁平母斑の可能性の検討が必要になります。

 

 

【色について】
薄い(明るい)茶色が多いですが、色の濃さはさまざまです。
肌の色とほとんど変わらないような薄いものからホクロに近いような焦げ茶色のものまであります。
時に、グレー色~紫色でぼんやり見えるものを見かけます。
この色は、メラニン色素が真皮に存在することを示唆しており、病態としてはADMに近いもの、もしくは老人性色素斑に免疫反応が起こっている扁平苔癬様角化症が考えられます。
(イラストにも色の違いを表現してみました)

 

 

【表面の質感】
表皮ターンオーバー(代謝)の異常も原因のひとつだと考えられ、患部では角質が厚くなっていることが多いため、皮膚表面の質感は健常皮膚と異なっていることが多いです。
具体的には、若干盛り上がっていたり(肉眼では認識できない程度)、肌理が乱れていたりします。
肉眼的には、少しマットな質感に見えたり、メイクの「ノリ」がその部分だけ他とは異なるというものです。

 

 

【経過の典型例】
老人性色素斑の通常の経過は、いつの間にか出現し、徐々(ゆっくり)に濃く、拡大していくというものです。
中には脂漏性角化症(老化によるイボの一種)に移行していくものがあり、この場合は徐々に隆起(ふくらんで)してきます。
通常は痛みやかゆみなどの症状はありません。ただし、例外もあります。
急に出現し、初期には赤みがあり、その後色調がグレー~青味がかるケースです。
赤みを伴うことから、何かしらの炎症が起こっていると考えられます。
患者様は、「急に赤くなってかゆみもあった、赤みが引いたらグレー色のしみになっていた」と言われます。
これは典型的な老人性色素斑の経過と大きく異なります。
老人性色素斑に免疫反応が起きた扁平苔癬様角化症を疑います。

 

 

 

老人性色素斑の治療

治療おすすめ度★★★★★

消したい⇒Qスイッチルビーレーザー
薄くなれば良い+全体的な美白・美肌・しみ予防⇒フォトシルクプラス

 

 

 

Qスイッチルビーレーザー

 

【老人性色素斑を消すにはQスイッチレーザーが必要】
老人性色素斑をできるだけ完全に除去するには、Qスイッチルビーレーザーが必要です。
このレーザーは、適切に照射されれば、患部の色素や異常な角質を一度に破壊できるパワーを持っています。
したがって、治療回数は通常1回のみです。Qスイッチレーザーの治療を数回繰り返すという説明を目にすることがありますが、当院では通常1回で済むように照射をします。
ただし、その分治療後の皮膚のダメージが比較的大きいので、適切なアフターケアが必要例外は、グレー色のタイプで、ダーモスコピー所見によっては治療をおすすめしない場合があります。

 

・Qスイッチルビーレーザーについて
・シミのレーザー治療後のアフターケアについて

 

 

【Qスイッチルビーレーザー治療を繰り返さないのはなぜ?】
理由は二つあります。一つ目は、繰り返す必要ないからです。
老人性色素斑の場合は病変部が比較的浅い層にありますので、Qスイッチルビーレーザーを適切な出力で照射すれば、多くの場合1回の治療で除去でき、残存はないと考えています。
実際、治療後1週間程度で、かさぶたが脱落した際には、患部に色素の残存はなく、きれいなピンク色をしていることがほとんどです。
二つ目は、リスクを避けるためです。Qスイッチルビーレーザーによる老人性色素斑の治療後は、二次性色素沈着(戻りシミ)が起きることがあります。
二次性色素沈着(戻りシミ)は、多くの場合、適切なアフターケアで軽快します。
しかし、二次性色素沈着が残存している状態で、再びQスイッチルビーレーザー照射を行った場合、稀ではありますが瘢痕化や白斑化など、永続的ともいえる重大な合併症を起こしてしまうことも考えられます。
したがって、老人性色素斑に対するQスイッチルビーレーザーの治療においては、適切な出力で照射し、1回で完全除去を目指すことがとても重要なのです。

 

 

【肝斑が合併していてもQスイッチレーザー?】
肝斑自体に対しては、Qスイッチルビーレーザーなどの強いしみ取りレーザーは禁忌です。
レーザーを照射しても肝斑自体は改善せず、刺激により濃い色素沈着を起こすことが多いです。
つまり、治らないのに一定期間濃くなるだけで、マイナスはあってもプラスの要素がないからです。
肝斑に合併している老人性色素斑に対してのQスイッチルビーレーザー治療は、肝斑にとっては強い刺激となります。
したがって、治療後に濃い色素沈着を起こす可能性があります。
しかし、当院では、肝斑が合併している場合でも、肝斑の中にある老人性色素斑の部位・境界がしっかり特定できれば、肝斑の状態を把握したうえで、Qスイッチルビーレーザーによる治療を行うことがあります。
逆に、肝斑が合併する老人性色素斑には、Qスイッチレーザー以外の治療法は有効ではないと考えています。
(理由はとても複雑なので文章で伝えるのは難しいです。診察時にお聞きください。)肝斑の中にある老人性色素斑の特定はなかなか難しいですが、経験を積み、コツをつかめば十分に可能です。
肝斑の影響を受けて、治療後に患部が強い色素沈着(戻りシミ)を起こす可能性がありますが、しっかりアフターケアできれば、時間の経過とともに問題なく軽快することが多いです。

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    シミ治療前
  • 2
    かさぶたの状態
  • 3
    シミ治療後

Qスイッチルビーレーザー治療前後の写真です。大きなシミでも1回の治療でほとんど取れているのが分かります。

 

 

 

フォトシルクプラス

色が濃く形がはっきりした小さなシミはフォトシルクプラスでも除去できる可能性があります。しかし、ある程度大きなものや色の薄いシミは、フォトシルクプラスを最大出力で照射しても除去は難しいです。フォトシルクプラスの光はメラニン色素に反応しますので、色は薄くなりますが、完全に取れるというほどの反応はありません。取れたように見えることもありますが、実際には老人性色素斑の異常な角層は残存しているので、再発しやすいです。
そもそもフォトシルクプラスなどは、全体的な美白・美肌のために開発された機器であり、ピンポイントのしみを完全除去する目的で開発されているわけではないと考えています。そのかわり、治療後のお肌のダメージが少なく、厳密なアフターケアなどは必要ありませんし、肌全体がきれいになり、シミが出来にくい肌質にすることができるのです。

 

>>フォトシルクプラスについて

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フォトシルクプラス1回治療前後の写真です。全体的なくすみは改善し、シミは薄くなっています。小さなシミは取れている部分もありますが、大き目のシミは残っています。

 

 

 

実際のプラン

一般的なプランを示します。実際には、患者様の様々な条件によって最適なプランは変わってきます。患者様個々のお肌の状態やご希望をお伺いして、よく相談させていただき、一緒にプランを立てます。

 

それぞれの治療の特徴
Qスイッチルビーレーザー
⇒ある程度大きさのある形のはっきりしたシミに有効。あまり細かいものや、全体的なくすみには不向き。
フォトシルクプラス
⇒全体的に散在する細かいシミやくすみ、肌質改善に有効。ピンポイントの照射には不向き。パワーは限られているので、シミが取れるとは限らない(特に大きめのもの)。

 

>>しみ・そばかす一層プラン
>>しみ・そばかす治療の料金について

 

 

大小さまざまな大きさのシミが混在

フォトシルクプラスで数回治療(⇒全体的なくすみや細かいシミが改善)⇒残ったシミをQスイッチルビーレーザーで治療

 

 

顔に大きなシミが単発で存在、これを早く除去したい

Qスイッチルビーレーザーで治療するのが確実

 

 

肝斑と老人性色素斑が混在

あらかじめトラネキサム酸などで肝斑を治療⇒老人性色素斑がはっきりすればQスイッチルビーレーザーで治療

お問い合わせ0120-084-112

診療時間
(予約は17:00まで)

休診日:水曜日・日曜日・祝日