銀座 皮膚科 美容皮膚科 形成外科 しみ しわ たるみ

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リスク・副作用について

当院の治療メニューにおけるリスク・副作用についてのまとめ

当院の治療メニューはすべて医療行為です。医療行為においては、それに伴うリスク(副作用や合併症)の可能性がゼロではありません。
リスクの中には、専門知識と適切な治療によって回避可能なものもありますが、不可抗力と呼べる偶発的に起こってしまうものもあります。

当院では、回避できるリスクは回避すべく、最大限の努力を行っております。このページでは、医療広告ホームページガイドラインの指針に従い、各治療毎において考えうるリスクについてご説明いたします。

※以下に記した例、及び頻度・対策などの説明は、当院での治療のみを基準にしたものです。同じ名称の治療であっても、施設により技術レベルや機器の種類・状態はさまざまであり、そのような他施設の諸事情に関して当院では全く関知しておりません。したがって、他の医療機関での治療に当ページの内容が当てはまるとは限りませんので、予めご了承ください。

シミ治療

フォトシルクプラス

フォトシルクプラスは非常に安定した機器であり、治療に伴うリスクはとても少ないです。機器を適切に扱い、しっかり診察してお肌の状態を把握していれば、避けることのできるリスクがほとんどです。

やけど

⇒お肌に対するダメージが大きすぎる場合、もしくは日焼けや炎症によってお肌の状態と出力のバランスが合っていない場合。しっかり診察し、お肌の状態に合わせた照射を行えば、非常に稀です。

くすみの悪化

⇒お肌ダメージが強すぎるが、やけどまでは至っていない状態。しっかり診察・治療時の調節により避けられることが多い。稀です。

肝斑の出現・悪化

⇒肝斑は様々な原因が複雑に絡み合って悪化します。これはすべてのレーザー治療などのリスクと言えます。予期できない場合もありますが、しっかりと診察・問診を行い、治療の際照射出力の調整や予防的内服を行うなど対策を行えば、避けられることが多いです。

毛の反応(毛髪、うぶ毛、髭、眉毛、まつ毛など)

⇒うぶ毛以外は、ゴーグル装着状態の調整やテーピング、照射時の調整で避けられます。非常に稀です。

ホクロの変化(薄くなる、濃くなる、大きくなるなど)

⇒フォトシルクプラスでホクロが除去できることは非常に稀です。通常は薄くなるのみですが、稀に濃くなったり大きくなる場合もありますので、テーピングなどで保護するのが無難です。

光アレルギー症状

⇒元々光に対してアレルギー体質を持つ方、または光過敏症を起こす薬剤などの服用中の方などが治療を受けた際に起こり得ます。非常に稀です。

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Qスイッチルビーレーザー

しみが取れていない(老人性色素斑の治療を行ったが、色素が残っている場合)

もともと老人性色素斑ではなかった(ホクロ・ADM・扁平母斑など)、レーザー治療後の炎症性色素沈着へのアフターケア不足など。
⇒診察・診断・治療・アフターケアなどをしっかり行うことで回避可能です。

瘢痕化(傷痕になってしまった)

治療後の患部の管理が悪く、ダメージが強くなってしまった場合、など。
⇒通常の適切な治療・管理ではまず起きることはなく、非常に稀です。

二次性色素沈着が濃く出る場合

元々のしみの色、治療タイミング、肝斑部位、肌の状態、体質など様々な原因で起こり得ます。
⇒治療前に予想できない場合も多いです。しかし、適切なアフターケアを施すことによって、通常は軽快しますので、心配いりません。

色素脱失(白抜け、白斑化)

出力や治療間隔などが不適切な場合
⇒刺青などで治療を繰り返す必要がある場合に起こりやすいです。適切な出力と十分な治療期間を空けることが重要です。単回治療で起きた場合は一時的な場合が多いです。

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炭酸ガスレーザー(CO2レーザー)

基本的にQスイッチルビーレーザーのリスクに準じます。CO2レーザー特有のリスクについては以下の通りです。

瘢痕化(傷痕になってしまった)

ターゲットとなるイボやホクロなどの病変が皮膚の深部まで及んでいる場合
⇒これは、不可避です。ただし、適切な治療方法・治療後管理を行うことにより、肉眼ではほとんど見えないような目立たない瘢痕にすることは可能です。ご安心ください。

陥凹(凹んでしまった)

ターゲットとなるイボやホクロなどの病変が皮膚の深部まで及んでいる場合
⇒ほとんどの場合が一時的です。時間と共に、平らに戻っていく場合が多いです。治療方法・治療後管理を行うことにより陥凹を最小限にすることが出来ます。

炭酸ガスレーザー(CO2レーザー)詳細へ

肝斑治療

肝斑は特殊なしみです。日常生活上の様々な刺激やホルモンによって影響を受けるという特徴を持っており、体質とも言えます。そのため、完治が難しく、治療効果にも不確定要素が多く含まれること自体がリスクと言えます。

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たるみ治療

サーマクール

サーマクールは、その特性を理解し、正しく扱うことができれば、他の治療器と比較してもとてもリスクの少ない治療器と言えます。(もちろん正規品の使用が前提です)

やけど、水泡形成、色素沈着、瘢痕化など
⇒ある条件が揃ったときに発生する場合が多いようです。特性を理解し、正しい処置・操作によってほとんどが回避できます。まず心配いりません。
麻酔処置によるかぶれ
⇒麻酔薬自体、もしくは添加物や基剤に肌が合わなかった場合に発生。赤みから薄い皮むけが起きることが多いです。通常は問題なく治ります。

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ウルセラリフト

ウルセラリフトはとても優秀な機器です。他の機器と異なり、熱エネルギーを与える場所(深さ)を画面で確認しながら照射することができます。この特性をしっかり理解し、正しく操作することができれば、重大なリスクはほとんど避けることが出来ると考えています。(もちろん本物の機器であることが前提です)

一時的な神経ダメージ(しびれ感、表情運動障害など)

ウルセラリフトは顔面神経や三叉神経などのメジャーな神経の直上は照射を避ける必要がありますので重大な神経障害などは通常起こらないのですが、それ以外のマイナーな神経が一時的なダメージを受けることがあります。ただし、よく観察しながら治療することにより、ほとんどが短期間のみの一時的なダメージに留まりますので、通常はご心配いりません。

皮膚表面のやけど、線状瘢痕、凹凸

ほとんどが、ウルセラリフトの機器特性を理解しないで治療することにより起こると考えられます。長期間残存することもあるようです。

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ロングパルスヤグレーザー

やけど・水泡形成・色素沈着・瘢痕・陥凹など

⇒ロングパルスヤグレーザーに限らず他のレーザー治療と共通のリスクと言えます。非常に稀です。

血管性病変への効果には限界あり

⇒血管性病変(毛細血管拡張症や血管腫など)は、皮膚表面ではなく皮膚の深層に存在していることもあります。この部位に大きな熱エネルギーを加えることにより、血管だけではなく、皮膚自体が深いダメージを負ってしまうこともありますので、効果を求めてあまり深追いはできないのです。

しわ治療

ヒアルロン酸注入のリスク

ヒアルロン酸注入に関しては、他の治療と異なり、異物の留置ということで、リスクとなる項目は多くなってしまいますが、そのほとんどは正しい知識と経験で回避可能です。
どうぞご安心ください。

注射針の跡(赤み)、内出血、腫れ、痛みなど

⇒特殊な鈍針を使用することにより組織のダメージを最小限に注入することが可能です。治療後のダウンタイムが気になることは少ないです。

ヒアルロン酸注入部が透けて見えること

⇒目の下など皮膚が薄い部位などの浅い層に注入した場合に、気になることがあります。赤く透けて見えたり青く見えることもあります。治療前にある程度の予想が可能なので、診察時によく相談することが重要です。

注入部位の色素沈着

⇒鋭針を用いて浅い層に注入した際などに発生することががある炎症性色素沈着です。注入後の炎症が残っている間は、日焼けに注意したり、不必要に触ったりしないような注意が必要です。

細菌感染

⇒清潔な操作と抗生物質の内服を行うことで予防します。注入直後の患部な管理も重要です。非常に稀です。

アレルギー反応

⇒ヒアルロン酸はコラーゲンなどと異なり非動物性の皮膚充填剤なので、アレルギーは非常に稀でアレルギーテストも不要です。

血管塞栓による皮膚壊死など⇒血行障害

⇒最も重篤は合併症です。ヒアルロン酸が血管内に注入される、もしくは血管を圧迫閉塞することで起こるとされています。注入部位の立体的な解剖学的知識を持ち、鈍針を使用して愛護的に注入することにより、ほとんどは回避可能です。非常に稀です。

ヒアルロン酸の長期残存

⇒被膜形成によると考えられます。結果が好ましい状況であれば特に問題ありません。

ヒアルロン酸注入治療 詳細へ

ボトックス注射治療

ボトックスのリスクといえば、「変な顔になった」「表情が固まって不自然になった」「目が開かなくなった」などが有名ですが、どれもボトックスという薬剤特性や表情筋の解剖を熟知していれば、ほとんどが回避可能です。(厚生労働省承認のボトックスビスタを使用することが前提です)

注射跡、内出血など

⇒極細の注射針を用いて丁寧に行うことにより、ほとんど気になることはありません。

表情の変化(笑いにくい、眉毛が下がって瞼が重い、つっぱり感など)

⇒治療後1週間~2週間は違和感を感じることがありますが、通常は一時的です。

頭痛

⇒稀です。一時的なもので、市販の頭痛薬でも対応可能です。

眼瞼下垂、複視、閉眼不全、呼吸困難

⇒非常に稀で、通常は起きません。

アレルギー反応

⇒非常に稀です。

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ケミカルピーリング

ミルクピール・マッサージピール(PRX-T33)・VIピール

ミルクピールは、グリコール酸、乳酸、サリチル酸をミックスした薬剤です。各々を単剤高濃度で使用するより、よりマイルドにリスクが少なくなるように調整されています。

ケミカルピーリングのリスクは、アレルギーなどを除けば、作用させる時間や浸透度に比例して高くなる傾向があります。薬剤のお肌への反応は、人それぞれ異なりますので、初回はマイルドな時間設定で行い、様子を見ながら、回数を重ねていくうちに少しずつ作用を強めていくのが無難です。

マッサージピールはTCAを使っていますが、ピーリング作用は非常に弱く抑えられており、通常は合併症の少ない治療です。ただし、お肌の状態が良くない状態での治療は思わぬ合併症を招く可能性があるのは、他のケミカルピーリング治療と同様です。

VIピールは比較的強いピーリング治療です。他の治療より厳密な条件が必要で、それが守られない場合には、合併症を起こす可能性があります。

通常の経過でも起こり得る合併症
  • 赤み:数時間~数日で消失⇒適度な冷却
  • 乾燥・皮ムケ:1週間以内に軽快⇒十分な保湿
  • かさぶた形成:他のピーリング系薬剤を使用している部位、頻繁に擦っている部位など⇒十分な保湿+刺激を避ける
  • 基礎化粧品などに対するかぶれ:一時的なバリア機能の低下⇒刺激の少ないものに変更
  • ニキビの一時的な悪化:数日内に皮脂や膿が出たり、出血することあり
  • 肝斑の出現・悪化:強い炎症が起こってしまった場合⇒トラネキサム酸内服
通常の経過では稀な合併症
  • アレルギー反応(心配な方は事前にパッチテスト可能)⇒外用薬(必要なら内服薬)
  • 色素沈着・脱失・瘢痕形成:予想より深く浸透し過度の炎症が起こった場合に発生する可能性あり、色素沈着は消失までに数か月要することあり⇒施術前の禁止事項遵守、施術後の紫外線予防、肌の調子の悪い時には施術を控えることが重要
  • ヘルペスなどの再燃、細菌・真菌感染症(肌の一時的な免疫力低下)
  • 中毒(サリチル酸、TCA、フェノールなど):濃度低く、非常に稀。一度に広範囲では注意が必要。

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各種注射・点滴治療

注射・点滴で考えられる共通のリスクは薬アレルギーです。市販薬を含むすべての薬に薬剤アレルギーの可能性があります。
注射や点滴の場合は、内服と異なり体内への吸収もダイレクトであり、アレルギー症状も急速に出やすい傾向があるので、適切な処置が必要になります。
当院では、このようなアレルギー症状に対応できるよう、各種薬剤をご用意しています。

アレルギー反応(薬疹、アナフィラキシーなど)

⇒すべての薬剤に共通のリスクですが、稀です。

腎機能障害(メガビタミン点滴)

⇒元々腎機能障害がある、もしくは可能性のある方は事前に血液検査でのチェックが必要です。

溶血(メガビタミン点滴)

⇒G6PD欠損症の方が25g以上のビタミンC点滴で起こる可能性があるとされています。事前にG6PD血液検査を行うことが無難です。G6PD欠損症自体非常に稀です。

点滴部の痛み・血管痛

⇒メガビタミン点滴やニンニク注射など高濃度の注射で起きやすいです。点滴速度をゆっくりにすることにより軽減することが多いです。

献血制限

⇒献血ができなくなります(プラセンタ注射)

内出血

⇒注射類全般に起こり得るリスクです。

一時的な神経障害

⇒注射類全般に起こり得るリスクですが、非常に稀です。

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(予約は17:00まで)

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