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マイクロボトックス(メソボトックス)

マイクロボトックスの特徴は?

マイクロボトックスの一番の特徴は、自然な仕上がり多彩な効果です

 

  • 表情ジワの改善が、通常のボトックス治療より自然な仕上がりです
  • 通常のボトックス治療では見られない効果があります
    皮膚の引き締め・リフトアップ、小ジワ・チリメンジワの改善、肌の質感(ハリやツヤ)の改善、毛穴の改善

 

ボトックス治療の失敗談で最もよく聞くのは、“Frozen Face=不自然な表情になってしまった!”です。

 

ボトックス治療で不自然になってしまった辛い経験が原因で、“もうボトックスは一生受けたくない”という方もいます。

 

マイクロボトックスなら大丈夫かも!!ボトックス治療を諦めないで!

 

通常のボトックス治療でも、患者様のご希望をしっかり把握して適切な治療法で行う限り、不自然な表情になる心配は少ないですが、“さらに自然な仕上がり”を求める方におすすめなのがマイクロボトックスなのです。

 

ボトックス治療歴20年以上、今まで大きなトラブルを経験したことがありません。

 

どうぞ、安心して当院にお任せください!

 

 

表情ジワの成り立ちは?

表情ジワ成り立ちのイメージ

 

表情ジワのイメージです。

 

顔面では、表情筋から真皮に筋繊維や結合組織が伸びて付着しています。

 

つまり、筋肉の動きが皮膚に伝わるような構造のため、表情ジワが生じます。

 

イラストでは、理解しやすくするため、表情筋を浅層と深層に分けました。

 

浅層は小さな細かい収縮を起こし、主に小ジワやちりめんジワを作ります。

 

深層は大きな収縮を起こし、大きな表情ジワを作ります。

 

 

通常のボトックス治療のイメージは?

通常のボトックス治療のイメージ(traditional technique)

 

通常のボトックス治療では、薬液を表情筋に直接注射します。

 

イラストの水色の点が注射された薬液のイメージです。

 

ボトックスは、表情筋の深層を中心に作用します。

 

表情筋の動きが強力に制限されるため、主に大きめの表情ジワを改善します。

 

この方法を行える部位は限定されます(代表的なのが、眉間・目尻・額です)。

 

強力に動きを制限しても支障が出ない筋肉は限られているからです。

 

表情ジワに対する効果が高い分、不自然になりやすいため慎重に治療する必要があります。

 

 

マイクロボトックスのイメージは?

マイクロボトックスイメージ(Microdroplet technique)

 

マイクロボトックスでは、薬液を表情筋には直接注射せず、皮膚に極少量ずつ細かく注射します

 

真皮の水色の点が注射ポイントです。

 

薬液は皮膚や皮下組織、表情筋浅層をメインに拡散し、作用します。

 

これにより、従来のボトックス治療では得られなかった自然な仕上がりと多彩な効果が期待できます。

 

皮膚に作用することにより、皮膚の引き締め・リフトアップ、肌の質感(ハリやつや)の改善、毛穴の改善などの多彩な効果が期待できます。

 

これらは通常のボトックス治療では得られない効果です。

 

また、表情筋浅層に作用することにより、小ジワやちりめんジワに効果を発揮します。

 

部位によっては表情筋深層にも作用しますが、マイルドですので不自然になりにくいです。

 

極端に表情を変えることなく、自然に表情ジワや肌質を改善させることが目的です。

 

表情筋には強く作用させないため、一部の部位を除き、どの部位でも治療が可能です。

 

 

マイクロボトックスの効果とメカニズムは?

表情ジワだけじゃない~期待できる効果は多彩!

 

  • 小ジワ・ちりめんジワの改善
  • 皮膚の引き締め・リフトアップ
  • 肌の質感(ハリ・つや)改善
  • 毛穴の改善
  • オイリースキンやニキビ、多汗の改善
  • 赤ら顔の改善
  • 肥厚性瘢痕やケロイドの改善

 

マイクロボトックスの効果が出るメカニズムは、さまざまな報告がありますが、まだ研究段階のものもあります。

 

  1. 表情筋の浅層に作用⇒深層にはマイルドにしか作用しないので、筋肉全体の動きを止める(=表情を大きく変える)のではなく、小ジワやちりめんジワを改善することが可能です。
    ボトックスの一番の懸念事項である、“不自然な表情”を防ぐことができます。

  2. 汗腺や皮脂腺を抑制オイリースキン(脂性肌)やニキビ、多汗の改善だけでなく、皮脂の出口である毛穴の開大を改善します。
    皮脂の減少により、肌がスムースでハリやつやがある質感に改善します。
    また、汗腺や皮脂腺の萎縮により、真皮自体のボリュームも減少するため、皮膚の引き締まり効果も期待できます。

  3. 真皮のコラーゲン産生⇒ボトックスを注射された真皮では新しいコラーゲンが生成されるという報告があります。
    細かく注射することによる、いわゆる“マイクロニードリング効果”(ダーマペン)も寄与しているかもしれません。
    真皮は厚くなり、ハリのある若々しい肌になります。

  4. 真皮の保水能が向上⇒リンパ系に作用、真皮の浸透圧を変化させ、真皮の水分保持が増えます。
    ハリがあり、透明感のある明るい肌になります。

  5. 下制筋(deppressors)に作用⇒注射部位によっては、皮膚を下に引っ張る下制筋(広頚筋など)に作用することでリフトアップ効果が期待できます。

  6. 血管拡張を抑制⇒交感神経や神経ペプチドの調節に関与し、酒さや赤ら顔を改善します。

  7. 線維芽細胞をコントロールし、肥厚性瘢痕やケロイドの改善が期待できます。

 

参考文献

  • Sabrina Guillen Fabi.Microtoxin for Improving Pore Size, Skin Laxity, Sebum Control, and Scars.Aesthetic Surgery Journal 2023, Vol 43(9) 1015–1024

  • Rajat Kandhari.Microdroplet Botulinum Toxin: A Review.2022 Journal of Cutaneous and Aesthetic Surgery

  • Magdolna Gaal.Microbotox for facial redness.ª 2024 The Authors. International Journal of Dermatology published by Wiley Periodicals LLC on behalf of the International Society of Dermatology. International Journal of Dermatology 2024, 63, 553–554

  • Shao-Ping Chang.The wrincle soothing effect on the middle and lower face by intradermal injection of botulinum toxin type A.The international society of dermatology 2008

 

マイクロボトックスのメリットは?

  1. 不自然な表情になることがとても少ない⇒どなたでも安心して治療を受けることができます。
  2. 表情ジワだけでなく、肌が滑らかで明るくツルツルに!⇒前述したように多彩な効果が期待できます。
  3. 内出血が少ない⇒目立つ内出血の原因となるのは、皮下や筋肉層など深い層に存在する太めの血管です。
    マイクロボトックスでは、それらが存在しない皮膚真皮層への注射なので、目立つ内出血になることがとても少ないです。
    ダウンタイムの心配なく治療を受けることができます。

  4. 通常のボトックスでは治療できない部位への治療が可能⇒頬の中央~下部などには、頬を持ち上げる筋肉(Elevators)が存在します。
    これにボトックスを作用させてしまうと、場合によっては頬が下がってしまいます。
    このような部位には、通常のボトックス治療はできませんが、マイクロボトックスなら治療可能です。

  5. たるみに即効性あり⇒手術以外のたるみ治療(サーマクールなど)は、即効性に乏しいものが多く、効果を実感するのに数ヶ月かかる場合が多いです。
    マイクロボトックスは、1週間くらいでたるみ改善効果を実感できる場合があります(個人差はありますが)。

 

マイクロボトックスのデメリットは?

  1. 技術的に難しい⇒マイクロボトックスでは、皮膚の浅い層にのみ、ごく微量の薬液を、正確に、しかもたくさんのポイントに注射する必要があります。
    これは、通常のボトックス注射よりも、技術的には格段に難しくなります。
    針先のコントロールを誤って、薬液が深い層に入ってしまうと、皮膚への効果が期待できないだけでなく、効かせてはならない筋肉に作用してしまい、かえって不自然な結果になることがあります。
    施術する医師は慎重に選ぶ必要があります。

  2. 治療時間が長い⇒通常のボトックス治療は、決められた箇所(多くは数カ所、だいたいは10箇所以内)に薬液を注射するだけなので、治療時間がとても短いです。
    マイクロボトックスでは、慎重にたくさんのポイントを注射する必要があるので、治療時間が長くかかります。
    また、治療前に表面麻酔をする場合が多く、その時間も必要になります。

  3. 痛み⇒一般的に、皮下組織や筋肉などの軟らかくて疎な組織よりも、皮膚などの硬くて密な組織への注射の方が痛みが強いです。
    したがって、無麻酔で行えば、通常のボトックスよりマイクロボトックスの方が痛みが強いです。
    ただ、皮膚には表面麻酔がよく効くので、心配いりません。

  4. 効果がゆっくり⇒通常のボトックス治療は、“即効性”があります。
    早くて2~3日、遅くても1週間くらいではっきりとした効果を実感できるのが、ボトックス治療の大きなメリットです。
    マイクロボトックスでは、通常のボトックスとは作用機序が違います。
    部位によっては、効果の発現に2~3週間の時間がかかることがあります。

  5. 効果に持続期間がある⇒ボトックスの効果には持続期間があります。
    個人差はありますが、だいたいは3~4ヶ月で薬剤自体の効果はなくなります。
    ボトックスにより改善していた症状は、その後ゆっくり戻ってくることが多いです。
    結果に満足されていて、効果の継続を希望する場合は、治療を繰り返すことになります。
    違和感や、その他の要因で、ボトックス治療が患者様のご希望と合わない場合でも、必ず元の状態に戻ることは、ひとつの安心と言えます。

 

当院で行うマイクロボトックスの実際

当院では、多くの場合、通常のボトックス治療にマイクロボトックスを併用します

両者の“良いとこ取り”で、より確実で自然な効果が期待できるからです。

 

ボトックスとマイクロボトックスの併用イメージ表情筋への直接注射で表情ジワを緩和させるだけでなく、マイクロボトックスの手法を併用することで、お肌の引き締め、小じわや肌質の改善など多彩な効果を期待できます。

 

ボトックス治療に対して求める効果は、人それぞれであり、多少の表情の変化はあっても表情ジワをきっちり治したいという方から、限りなく自然な効果を追求する方までさまざまです。

 

ボトックスは、注入する深さ・薬液の量により、効果の種類・強さを調節することが可能です。

 

患者様の状態や、ご希望する効果のイメージによって、ボトックスを作用させる深さ、量などをうまく調節します。
(上のイラストは、黄色の点がメソボトックス、赤の点が通常のボトックス治療)

 

マイクロボトックスの流れ

    1. 1 STEP診察
      診察を重視します。
      肌の状態やご希望される効果は患者様により異なります。
      ご希望通りの結果を出すためには、治療前の念入りな診察・相談が欠かせません。
      皮膚や筋肉の状態、具体的な患者様のご希望をお伺いして、どの部位にどれくらいの量をどれくらいの強さ作用させるかを決めます。
    2. 2 STEP麻酔
      安全な方法で痛みを最小限に!
      治療をなるべく快適に受けていただくために、治療前の麻酔処置をおすすめしています。
      当院で使用する麻酔方法は、効果が高く、リスクの少ない方法のみです。
      クリーム状の麻酔をメインに使用します。
      ボトックス治療は注射なので全く無痛とはいきませんが、表面麻酔と極細注射針の使用で注射時の痛みが激減します。
      【思ったほど痛くなかった!】
      多くの患者様の感想です。
      ※当院では、大きな内出血やしびれが残る可能性のある神経ブロックなどの方法は用いません。
    3. 3 STEP注射します
      ボトックス注射イメージ極細の特殊注射針を用いて、丁寧に優しく注射していきます。
      この時点では、表面麻酔も効いており、痛みは少ないです。
      マイクロボトックスでは、皮膚の表面近くにごく少量ずつ、深部にある筋肉に効かせないように注意深く注射します。
    4. 4 STEP治療後
      マイクロボトックス治療直後と1時間後治療後は、ほとんど目立ちません!
      マイクロボトックスでは、皮膚にまんべんなく効かせる必要がありますので、注射箇所は多いですが、特殊な極細注射針を用いて丁寧に注射することにより、出血や内出血はほとんどありません。
      治療1時間後には、赤みや腫れもほとんどなく、ほぼダウンタイムがないと言えるでしょう。

 

小顔ボトックスとは?

小顔ボトックスの効果は多彩

 

  • 咬筋のボリュームダウン⇒小顔効果
  • 皮膚の引き締め効果⇒たるみ改善効果
  • 肌質改善効果⇒肌のハリ・つや改善・毛穴改善効果・皮脂も汗も減少
  • 歯ぎしりや噛みしめも改善

 

咬筋の位置小顔ボトックスとは、ボトックスを咬筋と頬の皮膚の両方にマイルドに作用させて、自然にフェイスラインをすっきりさせる方法です。

 

図の矢印が咬筋による張りです。

 

この部位にボトックスを作用させ筋肉の緊張を緩めます。

 

ボトックスが作用した筋肉は、時間とともに萎縮してボリュームが減少します。

 

これにより、フェイスラインがほっそりし、輪郭がすっきりした印象になります。

 

咬筋が発達していることが原因で

 

  • 「エラが張って、顔が角張って見える」
  • 「なんとなくしもぶくれに見える」
  • 「顔がホームベース型に見える」
  • 「実際よりもたるんで見える」

 

などのお悩みを抱えておられる方は多いです。

 

従来より、咬筋にボトックスを注射しボリュームを減らすことで、顔を細く見せるという、いわゆる「エラボトックス」が行われてきました。

 

ボトックスの作用で、咬筋のボリュームが減少しますが、咬筋を包んでいる皮膚は変化しません。

 

その結果、相対的に皮膚が余ってしまい、たるみが目立ってしまう場合があります(急激に痩せると皮膚がたるむのと同じです)。

 

これを解決するために、小顔ボトックスでは、咬筋にボトックスを注射すると同時に、頬全体をマイクロボトックスで治療します。

 

前述したように、マイクロボトックスには皮膚の引き締め効果があります。

 

咬筋のボリュームを減少させると同時に、皮膚の引き締めを行うことで、たるみを予防します(※)。

 

さらに・・・マイクロボトックスの効果として、小ジワ・ちりめんジワの改善、肌質や毛穴の改善と、さまざまな効果が期待できます。

 

(※)マイクロボトックスによる皮膚の引き締め効果には限界があります。咬筋に注入するボトックスの量が多いと、たるみを解決できない場合があります。咬筋への注入量を多くしすぎないことが重要です。

 

小顔ボトックスの方法 ~エラボトックス+マイクロトックス

小顔ボトックスイメージイラストが治療のイメージです。

 

赤の点が咬筋への注射(筋肉への深い注射)、ピンクの点が皮膚への浅い注射【メソボトックス・マイクロボトックス】です。

 

筋肉に多量のボトックスを注射すると、咬筋のボリュームが著明に減少し、たるんで見えてしまいます。

 

皮膚の弾力の状態などを考慮しつつ、咬筋のボリューム減少と皮膚の引き締めのバランスを考えて、自然な仕上がりになるようにボトックスの使用量を調節します。

 

注射ポイント数が多いため、痛みを心配される方が多いですが、治療前に強力な表面麻酔(クリームの麻酔)を行いますので、痛みは思ったほどではありません。

 

小顔ボトックスの実際

  • 1 治療前
    エラボトックス治療前

    継続的に小顔ボトックスの治療を受けている方です。治療前でもすでにシャープな印象ですが、頬マイクロボトックス20単位+エラボトックス20単位、合計40単位を使用して治療しました。

  • 2 治療1週間後
    エラボトックス治療後1週間

    治療1週間後です。すでに効果が出始めており、治療前よりもシャープな印象です。肌の質感もよくなり引き締まりを感じています。咬筋は今後さらに、ボリュームが減少します。

  • 3 治療4か月後
    エラボトックス治療後4か月

    治療4か月後です。咬筋のボリューム減少と肌の引き締まりにより、明らかにほっそりすっきりしました。小じわや毛穴の改善効果もあり、お肌は滑らかな質感に変化しました。※効果には個人差があります。

  • 1 治療前
    小顔ボトックス治療前

    治療前の状態です。ほほのボリュームが気になり、不自然にならない程度に引き締めたいとの希望です。咬筋だけでなく、ほほ全体の皮膚にボトックスを細かくまんべんなく注射しました(頬マイクロボトックス20単位+エラボトックス20単位、合計40単位使用)。

  • 2 治療1週間後
    小顔ボトックス治療1週間後

    治療1週間後の状態です。すでに効果が出始めており、なんとなくすっきりした印象になりました。お肌の質感も改善され、お化粧のノリの良さも実感できます。時間の経過とともにさらなる効果が期待できます。 ※効果には個人差があります。

ボトックス治療ができない可能性のある場合は?

以下に該当する方はボトックス治療をお受けいただくことが出来ないことがあります。

 

  • 妊婦、妊娠している可能性のある方(女性の場合は治療後2回の月経が来るまで、男性の場合は3か月間は避妊が必要とされています。)
  • ボトックス治療をして3か月以内の方(部位は問いません)
  • ボトックスに過敏症のある方
  • 他のボツリヌストキシン治療中の方
  • 全身の神経筋接合部疾患(重症筋無力症、ランバート・イートン症候群、筋萎縮性側索硬化症等)のある方、筋弛緩剤使用中の方
  • 慢性の呼吸器疾患のある方
  • 重篤な筋力低下あるいは萎縮がある方
  • 閉塞隅角緑内障のある方又はその素因のある方

など

 

詳しくは診察時にお尋ねください。

 

ボトックス治療において考えられるリスク

ボトックスのリスクといえば、「変な顔になった」「表情が固まって不自然になった」「目が開かなくなった」などが有名ですが、どれもボトックスの薬剤特性や表情筋の解剖を熟知していれば、回避可能な場合が多いです。 

 

注射跡、内出血など

⇒極細の注射針を用いて丁寧に行うことにより、気になることは少ないです。
眉間やエラなど、薬液を深い層に注入する必要がある部位は内出血を起こすことがあります。

表情の変化(笑いにくい、眉毛が下がって瞼が重い、つっぱり感など)

⇒治療後1~2週間は違和感を感じることがあります(特に初回治療時)。通常は一時的です。

頭痛

⇒稀。一時的なことが多く、市販の頭痛薬でも対応可能な場合が多いです。

眼瞼下垂、複視、閉眼不全、呼吸困難

⇒非常に稀。経験したことがありません。

アレルギー反応

⇒非常に稀。経験したことがありません。

など 詳しくは診察時にお尋ねください。

 

マイクロボトックスでよくある質問(FAQ)

このQ&Aの回答については、当院での診療を基準にしています。
当院以外のクリニックの診療に当てはまるとは限りません。

 

Q : 痛みは強いですか?

A : 皮膚に対しては、表面麻酔が強力に効きます。
また、特殊な極細注射針を使用し、優しく治療しますので、痛みはそれほど心配ありません。
「思ったほど痛くなかった!」治療後の多くの患者様の感想です。ご安心ください。

 

Q : 腫れや内出血などのダウンタイムはありますか?

A : ダウンタイムはほとんどありません。
注射の打ち方により、治療後の腫れや内出血は全く違ってきます。
当院では、院長が正確かつ丁寧に治療しますので、患者様が困るような腫れや内出血が起きる可能性はとても少ないです。
また、治療後1時間でメイクも可能です。 ご安心ください。

 

Q : 表情が固まったり不自然にはなりませんか?

A : 適切な方法で治療する限り、不自然になることは少ないです。
特に、マイクロボトックスの場合、表情筋の深い層に強く効かせないよう皮膚に少量ずつ注入するので自然な仕上がりが期待できます。

 

Q : 効果の強さは調節できますか?

A : 調節可能です。
効果の強さは、ボトックスの量と深さで調節します。多めに深く注射し、しっかり効かせることもできますし、あくまで自然な仕上がりにすることも可能です。
治療前にしっかりご要望を聞かせていただきます。

 

Q : フェイスラインの改善以外の効果は?

A : ボトックスは皮膚へのさまざまな効果が知られています。
ボトックスを皮膚に注射することにより、さまざまな効果が知られており、次のような効果が期待できます。

  • お肌の引き締め効果(コラーゲン生成)
  • 小じわ改善効果(表情筋の表層に作用)
  • 汗や皮脂腺分泌の減少効果(ニキビや吹き出物ができにくくなる)
  • 肌理を整える効果
  • 毛穴の縮小効果 

 

Q : 治療後メイクはできますか?

A : 通常は、治療1時間後からメイク可能としています。
極細の注射針を使用していますので、針穴が塞がるのが早いためです。

 

Q : マイクロボトックスとメソボトックスの違いは?

A : 同じ方法です。
マイクロボトックスの名称は、“mesobotox”⇒“microbotox”⇒“microtoxin treatment”と時代とともに変化しています。microtoxin treatmentに対応する日本語はないので、当院では“マイクロボトックス”としています。
“ボトックス”はアラガン社の登録商標なので、アラガン社製ボツリヌストキシン製剤を使用している場合にのみ使用が認められる名称ですが、アラガン社以外の薬剤を使用していても“ボトックス”という名称を使用している場合がありますので注意が必要です。
当院では、アラガン社のボトックスビスタのみを使用しています。

 

Q : マイクロボトックスとボトックスリフトの違いは?

A : ボトックスリフトは、表情筋の中でも下制筋(下に引っ張る筋肉)にボトックスを作用させ、意図的に表情筋間の均衡を挙筋(上に引っ張る筋肉)優位にしてリフトアップを図る方法だと認識しています。
マイクロボトックスの手法に限らず、広頚筋や口角下制筋などにボトックスを作用させた場合が該当すると考えています。

 

Q : マイクロボトックスは通常のボトックスとは別の料金が必要ですか?

A : 別料金は必要ありません。
当院でのボトックス治療は、使用する量による料金体系のみです。
使用する量が決まれば、ご希望に応じてマイクロボトックスを併用いたします。
マイクロボトックスをご希望されても別料金を頂くことはございません。
※ほとんどのクリニックでは、マイクロボトックスは、通常のボトックスとは別の料金体系が存在します。手法が難しく、時間も手間もかかるからだと考えられます。

 

Q : マイクロボトックスはどこでも注射できますか?

A : 避けた方がよい部位もあります。
マイクロボトックスは、ボトックスを皮膚と表情筋の浅い層にのみ作用させる方法です。
皮下組織が極端に薄く、表情筋が皮下のごく浅い部分に存在するような部位では、皮膚の表面に対する注射でも、表情筋全体に強く効いてしまう可能性があります。
効かせたくない表情筋に効いてしまう可能性が高い部位は、治療を避けます。

 

Q : マイクロボトックスは、通常のボトックス同様の即効性はありますか?

A : 即効性がありますが、通常のボトックス治療よりはゆっくりの印象です。
それでも早い方では、治療後1週間ほどでお肌の違いを感じます。
通常のボトックス治療は、治療後1~2週間くらいが最大効果発現時期ですが、マイクロボトックスの場合は、じわじわと徐々に効果が出てくることが多いです。
これは、それぞれの効果の作用機序の違いによるものだと思われます。

 

Q : ノーニードルメソセラピー(エレクトロポレーション)やダーマペン、水光注射(機械式インジェクター)などでも、マイクロボトックスと同様の効果を得ることは可能ですか?

A : 不可能だと考えています。
注射以外の方法でも、皮膚の中にボトックスを“微量”浸透させることは可能だと思いますが、手打ちの注射以外は注入効率がとても悪くなると考えます。
つまり、使用した薬剤の量に対して、実際に真皮に入った薬剤の量はとても少なくなる⇒効果も少なくなるということです。
マイクロボトックスで大切なのは、薬剤を「狙った深さに適切な量を確実に届けること」。
手打ちの注射以外の方法では、これを成し遂げるのは不可能だと思います。
理由はたくさんあります(⇒どうしても知りたい方は診察にご来院を!)。
注射以外の方法で、効果を実感できなかった方は、是非手打ち注射の方法を試されることをおすすめします。

 

Q : ボトックスにもいろいろ種類があると聞いたのですが?

A : ボトックスと呼べるのは、アラガン社の製品だけです。
アラガン社以外のメーカーから、多くの種類のボツリヌストキシン製剤が出ています。
それぞれ、いろんな謳い文句で発売されていますが、現在のところ、アラガン社のボトックスを超えるものではないと考えています。
日本では、アラガン社のボトックスビスタが厚生労働省から承認されている唯一の製品です。当院では、ボトックスビスタ以外の薬剤は使用しません。

 

Q : マイクロボトックスでも数か月の治療間隔が必要ですか?

A : 当院では3か月の治療間隔を基本としています。
ボトックスの治療間隔に関しては、考え方の違いにより医療機関ごとに異なる場合があるようです。
ボトックス治療において、適切な治療間隔が必要なのは、交差抗体(ボトックスに対する免疫反応)の問題によると思われます。
このことに基づけば、マイクロボトックスにおいても同様の治療間隔が必要だと考えています。

 

Q : 頬にマイクロボトックスをして逆にたるむことはありますか?

A : マイクロボトックスが原因で皮膚がたるむことは考えにくいです。
マイクロボトックスの効果のひとつが皮膚の引き締めです。
ただし、治療が正しく行われなかった場合は、皮膚がたるんで見える可能性もあります。
特に頬は、重力に逆らって皮膚を持ち上げる表情筋(levator)がたくさんありますので、注射の深さや量を誤り、これらの筋肉に強く効かせてしまえば、皮膚が下がってたるんでしまうことも考えられます。

 

料金案内

治療の料金については、1回の治療の料金です。
施術前の麻酔料金やアフターケアのためのお薬代金などは別途必要になります
無診察での治療は法律で禁じられておりますので、治療には毎回診察が必要になります。
また料金内容は予告なく変更する場合がございます。 予めご了承ください。

 

診察料 初診 ¥2,000 (税込¥2,200)
再診 ¥1,000 (税込¥1,100)
注射・点滴治療のみの再診 ¥500 (税込¥550)

※すべての治療・医療薬処方には診察が必要です。予めご了承ください。

 

ボトックス注射(医師による施術)

ボトックスビスタ(厚労省承認薬) 10単位 ¥21,000 (税込¥23,100)

 

ボトックス使用量の目安

マイクロボトックス:20単位~(両ほほ)、 エラボトックス:20単位~(咬筋の大きさと希望による)

 

小顔ボトックス:¥84,000(税込¥92,400)(40単位)~ 

 

※使用する単位量に関して
治療範囲の大きさや咬筋の発達具合、ご希望の効果をお伺いし、ご相談の上、治療前に決定いたします。
状態やご希望によっては、より少ない単位量での治療も可能です。

 

※麻酔を使用する場合別途費用¥3,000(税込¥3,300)が必要です。

 

※ボトックス注射の料金は治療部位毎ではなく、ボトックス使用量を基準にしています。
目安:額10~20単位、眉間10~20単位、目尻10~20単位、口角10単位 、ワキ汗ボトックスは60単位以上使用しますが¥84,000(税込¥92,400)で治療を承ります。(自由診療)
その他の部位はお問い合わせください。

 

※治療は10単位以上より承ります。

 

当院では、厚生労働省承認のボトックスビスタのみを使用します。安価な未承認薬は一切使用しません。ご安心下さい

 

※使用する単位量により効果の強さ・持続期間が変わってくることが多いです。
大量に注射すれば不自然な表情になる場合がありますので効果と持続期間のバランスのよい量を使用するのが重要です。
診察時に患者様とよく相談して使用量を決定します。

この記事は私が書きました

卯辰 哲也

1998年慶應義塾大学医学部卒業、慶應義塾大学病院、平塚市民病院、伊勢慶應病院、杏林大学病院、けいゆう病院(横浜)にて形成外科・外科・麻酔科を臨床経験。ヴェリテクリニック・シロノクリニックなどで美容医療に携わって約20年以上の経験あり。2015年東京・銀座に「銀座お肌の診療所」を開設。
患者様に優しい、正直で真摯な医療を目指しています。趣味は愛犬との時間とダーモスコープ。学生時代のスポーツは空手と柔道です。

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