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アフターケア

シミ治療後(フォトシルクプラス・Qスイッチルビーレーザー・炭酸ガスレーザー)の経過とシールについて

このページではシミに対するフォトシルクプラス、Qスイッチルビーレーザー、炭酸ガスレーザーの治療後経過の様子と、二次性色素沈着(戻りシミ)に対してのアフターケアについて説明します。 また、主にQスイッチルビーレーザー治療後に使用するシールについて説明します。 当院で治療後の患者様は、ご参考にしてください。

 

※シールの管理方法についてはページ下部に詳しく記載しています。

 

 

※ご注意

当院以外のクリニックで治療を受けられた方

本ページの内容は、あくまで当院での治療を前提にしており、一般論ではありません。当院以外での治療に当てはまる内容とは限りませんので、あらかじめご了承ください。治療方法、照射方法が異なれば、治療後経過も異なります。

他院での治療後経過にご不安がある方

セコンドオピニオンを求めてご来院されるケースが多々ありますが、セコンドオピニオンというのは、実際に治療に携わった医師の情報提供書を必要とするものです。患者様からの情報だけでは行った治療のすべてを把握することができず、正確な情報提供をすることができません。いい加減な情報提供は無責任であり、他院での治療進行の妨げになる可能性があるため、患者様の利益にならないと考えています。経過の途中であっても、それ以降の治療や経過観察を当院でご希望される場合には、患者様から頂いた情報を元に、できる限りのことはいたしますので、どうぞご相談ください。なお、医療過誤や医療係争に関するご相談はお受けすることが出来ませんので、あらかじめご了承ください。

 

 

フォトシルクプラスの治療後経過

フォトシルクプラスはマイルドな光治療
目立たず、お化粧・洗顔可能でお気軽治療!
季節を問わず受けて頂けます

 

フォトシルクプラスは、お肌の全体的な改善を目的とした光治療です。 メラニン色素に対しては、Qスイッチルビーレーザーよりもマイルドに反応します。 もともとは、かさぶたを作らない程度の反応を想定して設計されているため、シールが必要なほどのかさぶたができることは通常ありません。 ただし、光治療が初めて、またはお久しぶりの方で、濃いしみ、細かいしみ・そばかす(特に濃くて輪郭のはっきりしたもの)や色素の濃いイボに対しての治療の場合は、小さなかさぶた(マイクロクラストと呼ばれます)や薄いかさぶたができることがあります。 また、ホクロへの照射でも、かさぶたになることが多いです。 そのような状態になったときには、強くこすらないように注意してください。 かさぶたは通常1週間程度で自然に脱落していきますが、早期に無理に剥したりすれば、患部のダメージが強くなり、色素沈着や傷跡が残る原因となり得ます。 強く擦らないよう十分に気をつけて頂ければ、治療直後からお化粧や洗顔が可能であり、かさぶたもお化粧でカバーできることがほとんどです。 このように、フォトシルクプラスは基本的にダウンタイムのない治療であり、お気軽に受けて頂ける治療です。フォトシルクプラスは、特別なアフターケアを必要としませんが、治療後しばらくの期間はお肌が敏感になっています。紫外線予防と保湿などは、しっかり行ってください。

 

 

フォトシルクプラス治療後のかさぶたについて

フォトシルクプラスは、2回目治療以降かさぶたができることは少ないのが普通です。 フォトシルクプラスの目的はかさぶたを作ることではありません(⇔Qスイッチルビーレーザーの場合は、特別な場合を除き、かさぶたになるエネルギーで照射を行います)。 フォトシルクプラスでの治療の場合、かさぶたができないからといって効果がないわけではありませんので、ご安心ください。

 

  • 1
    治療前

    治療前です。細かいしみやくすみがあります。

  • 2
    細かいかさぶた

    細かいかさぶた(極小)が出ることがあります

  • 3
    約1週間後

    1週間後です。小さなしみやくすみが改善しました。

フォトシルクプラスについて

 

 

フォトシルクプラスとQスイッチルビーレーザーのかさぶた比較

写真は、そばかすに対してフォトシルクプラスとQスイッチルビーレーザーを同時に行った際にできたかさぶたの例です。 赤い矢印の大き目のかさぶたが、Qスイッチルビーレーザーによるものです。青い矢印が示す細かいものが、フォトシルクプラスによるものです。

 

 

Qスイッチルビーレーザーの治療後経過

  • 1
    治療前

    典型的な老人性色素斑です。表面は角質が厚くなりざらついています。このようなしみを外用薬(ハイドロキノンやトレチノイン)や光治療(フォトシルクプラスなど)で完全に除去するのは難しく、Qスイッチルビーレーザーが必要です。

  • 2
    かさぶたの様子

    照射翌日くらいから約1週間目(個人差あり)まで、かさぶたの状態が続きます。 現在は、写真のように乾いたかさぶたにするケースは稀で、次の写真のような専用のシールを貼付し、患部を保護するのがベストです。

  • 3
    シールを貼る

    別のモニター様の写真です。レーザー治療後の幹部に特殊なシールを貼って、保護します。シールを貼ることにより、洗顔やお化粧が可能になり、管理が楽になります。患部の治りも良く、見た目も目立ちません。

  • 4
    1週間後

    治療後約1週間でシールをそっと剥がします。そのときかさぶたも一緒にはがれることが多いです。写真は、一部細かいかさぶたが残っていますが、ほぼかさぶたが剥がれ落ちた状態です。新しいピンク色の皮膚が顔を出しました。これで、もともとあったしみは完全に除去できています。

  • 5
    炎症後色素沈着

    しみが取れた後、しばらくすると患部に再び色素沈着が出現することがあります。炎症後色素沈着(戻りシミ)です。通常の炎症性色素沈着と異なり、しみ部分の色素沈着は自然には消失しにくいことがあります。外用薬などを使用して、色素沈着に対してアフターケアをします。

  • 6
    完成(3〜4か月)

    炎症後色素沈着も消失し、しみのないお肌の状態になりました。色素沈着が出た場合、最短で3カ月ほどでこの状態になりますが、肝斑の存在他さまざまな要因でそれ以上になる場合もあります。概ね、6か月以内であることが多いです。

 

 

※Qスイッチルビーレーザーは、適切な出力で照射すれば、通常はかさぶたができるレーザーです。シミに対するQスイッチルビーレーザー治療でかさぶたにならないケースはいくつか原因があります。

 

シミのレーザー治療でかさぶたにならないケースについて

 

Qスイッチルビーレーザーについて

 

 

しみのQスイッチルビーレーザー治療後のアフターケアの方法について

しみのレーザー治療はアフターケアが重要!

しみのレーザー治療後のアフターケアの目的は以下の通りです。

 

  • レーザーによってダメージを受けた患部にさらなるダメージを与えないこと
  • 患部のダメージを最小限に留め、なるべく色素沈着(戻りシミ)を生じさせないこと
  • 出現した色素沈着(戻りシミ)を残さないようにすること
  • しみの再発を防ぐこと

以下に、アフターケアの方法について説明いたします。

 

 

治療直後~かさぶたが取れるまで(治療後1~2週間)

自然に剥がれるまで、かさぶたを剥さないこと!

レーザー照射により患部は熱によるダメージを受け、軽いやけどの状態と言えます。 レーザーのダメージは皮膚の表面に限定されるため、通常の治療経過においては、傷痕が残ることはありません。 しかし、治療後にさらなるダメージが加わった場合、ダメージの程度によっては色素沈着(戻りシミ)が強く出現したり、酷い場合には傷痕を形成してしまう可能性があり、これらを防ぐことが何より重要です。

 

※早期にかさぶたが剥がれないよう十分に注意する必要があります。

 

 

シールを貼っている場合

治療直後より特殊なシールを貼付して、患部を外部の刺激から保護している状態です。 シールは、特別な場合(※1)を除き基本的に貼り換えの必要はありません。 シールの粘着力は強く、そう簡単には剥がれませんが、扱いが荒いと剥がれてしまい、患部にダメージが加わってしまうこともあります。 シールが剥がれないよう、優しく洗顔やメイクなどをしてください。 医師に指示された期間が過ぎましたら、シールをそっと剥してください。 このとき、かさぶたも一緒に剥がれ落ちて、ピンク色の新しい皮膚になることが多いですが、かさぶたがついたままの状態の場合もあります。かさぶたは無理に剥がしたりしないで、自然に脱落するのを待ってください。顔の場合は長くても2週間以内で通常は自然に剥がれ落ちます。身体の場合はそれより長引く傾向があります。

 

シールを貼り換えた方がよい場合
  • 中の浸出液がシールの縁から漏れ出してきた場合
  • 自然に剥がれてしまった場合
  • 極端に汚れてしまった場合
シールを剥がさなければならない場合

熱感や赤み、痛みなどが強く出てきた場合。 顔での治療の場合、滅多にありませんが、細菌感染が考えられます。シールをそっと剥して、ぬるま湯などでよく流してください。この場合には、早めに診察に来て頂いた方がよいです。

 

 

シールを貼っていない場合

そばかすやADMなどの治療の場合、また患者様のご希望がある場合、状況によってはシールを貼らないこともあります。 シールの代わりに高品質のワセリンを塗布して患部を保護する場合が多いです。 本来は、かさぶたが取れるまでの約1週間、メイクは避けて、ぬるま湯で流すだけの洗顔のみにするのがベストですが、患者様の日常生活の便宜を考え、以下のように指示させて頂く場合があります。 治療直後から数日は、患部が完全に乾いたかさぶたになっていない可能性があります。この状態での洗顔やメイクは、患部にとって負担が大きすぎる可能性があります。メイクは避けていただき、ぬるま湯で優しく流す程度にして、洗顔料を用いた通常の洗顔は避けた方が無難です。ワセリンを適宜使用し、できるだけ強く擦らないよう注意してください。 治療後3~4日後には、かさぶたが完全に乾いた状態になるはずです。この状態になりましたら、軽いメイクや洗顔をしても大丈夫なことが多いです。ただし、かさぶたを剥がしてしまわないよう化粧下地などに適宜ワセリンを使用し、強く擦らず、そっと優しく扱ってください。 クレンジングの際には、メイクを完全に落とすことよりも、かさぶたを剥さないことを優先させてください。かさぶたの下の新しい皮膚が完全に上皮化する前にかさぶたを剥してしまった場合には、ダメージが強くなり、傷痕を残してしまう可能性もあります。 かさぶたは、なるべく長く付着させている方が経過が良いことが多いです。 マスクをされる場合などは、マスクにより擦れてかさぶたが剥がれてしまわないように注意してください。

 

 

かさぶたが取れた後~色素沈着(戻りシミ)が消えるまで(治療後3~4か月)

治療後約1〜2週間でかさぶたが取れてピンクの新しい皮膚になります。その後、場合によっては、レーザー照射のダメージ(炎症)による炎症性色素沈着(戻りシミ)が出現します。この色素沈着は、もともとあったシミとは全くの別物であり、1か月をピークに、それ以後徐々に薄くなるのが普通です。この色素沈着(戻りシミ)に対するケアがしみ治療の重要なポイントになります。 一番大切なことは、刺激を避けることです。特に擦る刺激(摩擦)には注意が必要です。 色素沈着を気にするあまり、無意識のうちに擦ってしまっている状況をよく目にします。擦る刺激は、微小な炎症を起こし、色素沈着を悪化させます。 外用薬を塗布する際も、強く擦り込むと刺激になりますので、優しく塗ってください。 紫外線による刺激を避けることも重要です。 次に大切なことは、外用薬を使用することです。当院では、低濃度のハイドロキノンと低濃度トレチノインの使用を基本としています。ハイドロキノン・トレチノインとも高濃度のものは、それ自体が炎症を起こす刺激になりえるためです。 色素沈着が消失するまで、忍耐強く使用します。特に色素沈着が出ている場合は、外用薬をしっかり効かせようとして、大量に塗布したり、塗布の際に強く擦りこんでいるケースが多いですが、この行為も患部には刺激となりますので、少量を患部に優しく乗せるように塗布してください。 色素沈着が消失するまでの期間は、最短で3~4か月ですが、さまざまな要素により長引くこともあります。 炎症性色素沈着は自然消失するのが一般的な認識ですが、しみの部位では、色素沈着が自然消失しにくい例が多いです。 当院の過去の経験では、外用薬を使用し、メラニン色素の産生を抑制し排出を促すサポートをした方が、成績が圧倒的に良好でした。 炎症性色素沈着を起こしていない場合でも、3か月ほど外用薬を使用することが必要と考えています。レーザー照射により、色素細胞は確実に活性化していますので、これを抑えることが、色素沈着やしみの再発を防ぐうえで重要だと考えています。 当院では、Qスイッチルビーレーザー治療後、1か月に一度の通院をお勧めしています。外用薬が比較的不安定であり、効果を考えると、1か月おきに新しいものを処方する必要があるのと、患部の状態を確認して、必要な処置と説明をするためです。

 

 

再照射が必要な場合

適切な設定で照射され、1週間前後でかさぶたが取れてピンク色もしくは肌色の皮膚になるような通常の経過において、Qスイッチルビーレーザーの再照射が必要になることは非常に少ないです。色素沈着が長引いたとしても、アフターケアの継続で消失することが多いです。ただし、1年を超えて色素沈着が残存する場合やなんらかの原因により真皮(皮膚の深い部分)に色素沈着が起きてしまった場合には、再照射が必要になる場合があります。

 

 

色素沈着(戻りシミ)が消えてから(治療後~6か月)

経過良好であり、治療後3~4か月で色素沈着が消失したとしても、治療後6か月くらいまでは、患部は刺激に敏感な状態です。紫外線や擦る刺激に注意してください。 当院の経験では、大きなしみほど再発しやすい傾向があります。大きなしみの治療の場合は、なるべく再発を防ぐために、治療後6か月を目安に外用薬を用いるのがよいと考えています。

 

 

患部の紫外線防止のためのお役立ちグッズ

目立たず、貼るだけで紫外線97%カットできる優れもの

しみのレーザー治療後の患部は、徹底した紫外線対策が必要です。ゴルフなどのレジャーの際は、通常日焼け止めクリームを使用しますが、これらの効力は長時間持続するものではありません。 そんなときに有効なのが、紫外線をカットするフィルムテープです。このテープは薄く透明で目立たず、空気も通すため蒸れることもありません。これを患部に貼っておくだけで、紫外線の97%をカットしてくれます。

 

※お肌の状態によっては、粘着力が強くなるケースがあるようで、剥がす際に注意が必要です。かさぶたが取れて間もない場合、患部の皮膚はまだ弱い状況です。粘着力の強いテープを勢いよく剥がせば、皮膚が傷んでしまう可能性があります。そっと優しく剥すようにしてください。

 

 

かさぶたについて

かさぶたは無理に剥さないで!!
剥がしたくなる気持ちをグッとこらえて!自然にまかせる。
これが、経過を良好にするコツです!

  • 1
    治療前
  • 2
    治療10日後(かさぶた剥がれかけ)

かさぶたは、できるだけ大切に扱い、自然に剥がれ落ちるような状況を作るよう心がけてください。完全に上皮化する前に剥がれてしまった場合、患部へのダメージが強くなり、濃い色素沈着や傷痕が残ってしまう可能性があります。 ここで少し我慢することが、結果的には、近道になることが多いです。

 

 

かさぶたが早期に剥がれてしまったら…

以下はそばかすに対するQスイッチルビーレーザーとフォトシルクプラスの治療後経過です。一部のかさぶたが早期に剥がれてしまいました。結果的に少しダメージが強くなりますので、他の部分との経過の差が出ているのが分かります。最終的な仕上がりにはほとんど影響しませんが、完成までのアフターケアの時間が余計にかかってしまう可能性があるのです。

  • 1
    治療前

    そばかすです。Qスイッチルビーレーザーとフォトシルクプラスを照射します。

  • 2
    治療数日後

    赤い矢印の部分のかさぶたが早期に剥がれてしまいました。

  • 3
    治療約2週間後

    治療2週間後で他の部分よりも色素沈着が濃い状態なのが分かります。

 

 

炭酸ガスレーザーの治療後経過

  • 1
    治療前
  • 2
    かさぶたの様子
  • 3
    治療約1週間後

色素が少なく、膨らんでいるイボなどは炭酸ガスレーザーを用いて治療します。 炭酸ガスレーザーの治療後経過およびアフターケアは、Qスイッチルビーレーザーに準じますが、若干異なります。 写真のように、小さなイボが無数にある場合、ほとんどの場合で治療後シールを貼ることはしません。この場合は、基本的には、上記Qスイッチルビーレーザーの【シールを貼っていない場合】と同じ方法です。首のイボの場合は、顔に比べると二次性色素沈着が起きにくい傾向があるので、治療時の状況によっては、翌日から通常の入浴などがOKになることもあります。 顔にできた大き目の脂漏性角化症の治療の場合などは、治療後シールを貼ります。この場合は、上記Qスイッチルビーレーザーの【シールを貼っている場合】と同じ方法です。炭酸ガスレーザーを用いた治療の場合は、患部からの浸出液が多いため、何度かシールの張り替えを要することが多いです。 イボに対する炭酸ガスレーザー治療は、老人性色素斑に対するQスイッチルビーレーザー治療に比べると、二次性色素沈着の出現する確率が低いです。そのため、色素沈着への外用薬の使用に関しては、治療時や治療後の状況に応じて行います。

 

炭酸ガスレーザーについて

 

 

シミ治療後のシールはいいことづくめ

シミ治療後のシールは、特殊なので絆創膏と違い目立ちません!
どうぞご安心ください!

 

シミやイボの完全除去には欠かせないQスイッチルビーレーザーや炭酸ガスレーザーですが、治療後のシールがネックで躊躇する患者様が多くいらっしゃいます。 「治療後に絆創膏を貼らないといけないんでしょ、それは無理!」 確かに以前は、そのとおり目立つ絆創膏を貼るのが一般的な方法でした。しかし、現在は少し事情が違います。 今どきの絆創膏はあらゆる面ですごいのです! 実際使ってみれば分かるのですが、実はいいことづくめなのです。意外と目立たない、早くきれいに治る、洗顔やお化粧も自由など管理が簡単!と実はメリットばかりなのです。

 

シミ治療後のシールの特徴
  • 患部をあらゆる外的刺激から保護します
  • 日常生活上での管理がとても楽です
  • 特殊な構造で患部の治りがとても良い⇒良い治療結果に影響します
  • そして、何より目立たないのです

上記の特徴について簡単にご説明いたします。

 

 

外部刺激からの保護

シミやイボは、通常お肌の表面に存在します。しみやイボを完全に除去することは肌にとっては、ダメージです。 お肌の主な役割は、体内を外部の有害な刺激や微生物から守ること、そして体内から水分の喪失を防ぐこと=バリア機能です。 レーザー治療により、このバリア機能を失えば、一時的とはいえ、患部は無防備な状態に晒されます。写真はシミの部分がレーザーの熱エネルギーで破壊された様子です。これにより一時的にお肌のバリア機能を失うのです。この状態で、さらなるダメージを受けて、お肌の限界を超えてしまえば、結果的に傷痕を残すこともあるのです。 幸いにもお肌は再生機能がとても強力で、通常1週間もあればバリア機能は復活しますが、この無防備な期間の間、バリア機能の代行をしてくれるのが、シールなのです。 シールは外部からの刺激から患部を守ってくれるのです。

 

 

管理がとても楽

前述のように、レーザー治療後は一時的にお肌のバリア機能がない状態です。このような状態では、お化粧はおろか、洗顔も難しいです。 患部を避けて洗顔するのは、とても大変なことですし、患部に石鹸やお湯が接触すれば、沁みることもあります。 シールは、患部を外部の刺激から遮断します。 シールの上からであれば、洗顔もお化粧も通常通り行うことが出来ます。しかも、シールは特別汚れてしまったり、剥がれてしまった場合を除けば、通常頻繁に張り替える必要がありません。つまり、シールによって日常生活での患部の管理がとても楽になるのです。シールの管理方法については下に詳しく説明しています。

 

 

患部の治りがとても早い

シールはハイドロコロイドという特殊な構造をしています。この構造により、患部の傷の治りがとても良くなるのです。写真はシールが浸出液を含む状態。 化膿ではありません。 特に、炭酸ガスレーザーによるイボ治療後や濃いシミのQスイッチレーザー治療後で、かさぶたから浸出液(身体の水分)が出る状況では大きな威力を発揮します。 バリア機能を失ったお肌は、体内の水分を保持できませんので、患部より水分が漏れ出てきます。この水分の中に傷を治す成分である成長因子が多数含まれているのです。 つまり、この浸出液は傷を治すお薬と言えます。 ハイドロコロイド構造がこの浸出液を含むことにより、いわば「人口の水ぶくれ」を形成し、傷の治りを促進します。 乾燥したかさぶたで自然に治す場合とは全く比較にならないスピードで患部が治るのです。一度経験されると、その凄さが実感できるはずです。

 

 

目立たない

患者様の多くは、レーザー治療後の絆創膏が目立つことを気にされて治療を躊躇されます。 確かに絆創膏は目立ちます。 しかし、シールは絆創膏ではありません。シールは、肌色半透明でお肌の色にとても近く、目立たないようにできています。絆創膏のように目立つことはありませんし、場合によっては貼っているのが分からないこともあるかもしれません。 シールを貼らない場合は、患部保護のためお化粧が制限されますので、かさぶたが露出することになります。 かさぶたは通常焦茶色をしていますので、それ自体がとても目立ってしまうのです。 つまりシールを貼った方が目立たないということです。

  • 1
    シールなし

    シールを貼っていない状態です。内出血などもあり、痛々しいです。

  • 2
    シールあり

    シールを貼って保護しています。見た目の安心感も違います。

 

それでもシールを貼りたくない方は…

以上を考え合わせると、シールを貼らない理由がないように思えます。それほどデメリットがないのです。それでもシールを貼りたくない場合⇒シールほどの保護機能はなく、少し手間もかかりますが、ワセリンで保護することも可能です!

 

 

シールの管理方法

シールの剥がし方

治療後早期の場合は、シールと一緒にかさぶたが剥がれないよう注意が必要です。 入浴中などでシールが水分を多く含むときは、粘着力が弱くなっています。水圧の弱いぬるま湯などでシールの縁よりシール裏面に水分を含めせてふやかしながら、そっと優しくシールを剥します。シールを上から指で押えて少し横方向に力を加えると、シールをスライドさせることが出来ることが多いです。シールをかさぶたの部位からずらしてしまえば、安全に剥すことが出来ます。 医師が指示した期間(顔で約1週間)が過ぎていれば、シールを剥す際、かさぶたが一緒に剥がれても問題ない場合が多いです。 シールをはがす際に注意しなければならないのは、シールが白くなっていない場合です。患部に浸出液があると、シールはこれを吸収して白くなります。この状態は、シールが患部に粘着しておらず、シールを安全に剥すことが出来ます。 しかし、シール内部が白くなっておらず、焦げ茶色のかさぶたが見える場合は、浸出液が足らず、シールにかさぶたが強く粘着している可能性があります。 この状況で、シールを無理に剥せば、かさぶたも一緒に剥がれてしまい、患部に大きなダメージが及んでしまう可能性があります。 このような場合には、シールは剥さない方が無難です。 シールを剥した場合は、患部を刺激しないよう、水圧をかけずに流水(ぬるま湯など)で洗浄して、乾いたら新しいシールを貼ってください。シールの粘着成分を無理に取る必要はありません。基本的に消毒の必要はありません。

  • 1
    比較的安全に剥がせる場合

    患部より浸出液(水分)が出て、シールが十分に水分を吸っている状態。 ⇒シールを比較的安全に剥がすことが出来ます


  • 慎重に剥がす場合

    患部がかさぶたになり浸出液が出ておらず、シール内に水分が少ない状態。 ⇒シールを慎重に剥がす必要があります

 

シールを剥さない洗顔方法のコツ
  • 洗顔料は使用可能です
  • 洗顔中は、シールが水分を含み、剥がれやすくなっています。シールは横方向の力で剥がれやすいので、強い力で横方向の力をかけないように注意しながらそっと洗ってください。
  • 洗顔料のすすぎはシャワーなどで強い水圧をかけないようにしてください。
  • 洗顔が終わってタオルで拭くときは、横方向に拭かずに押えるようにしてください。
  • 洗顔後はシールが水分を含み、シール周囲の粘着力が弱くなることがあります。これを気にして、触っているとシールが剥がれてしまうことがあります。時間が経てば、水分が蒸発し、シールの粘着力が復活しますので、なるべく触らないようにしてください。

 

 

しみ治療後のシールの重要性を示す例

右の写真は、しみ(老人性色素斑)に対してのQスイッチルビーレーザー治療後2週間の状態です。 青い〇で囲んだ部分は、シールがしっかり機能していた状態、赤い〇で囲んだ部分は、シールを早期に剥してしまい外部からの刺激を受けてしまった状態です。 どの部位も、同じような色調のシミに対して、ほぼ同じ出力でQスイッチルビーレーザーを照射しています。治療後のアフターケアの違いが、赤みや色素沈着(戻りシミ)の程度として表れてしまっています。 ダメージを強く受けてしまった部分も、大抵の場合は最終的に問題になることはないですが、ダメージの少ない部分に比べると、より長い期間強い色素沈着(戻りシミ)が続きますので、それだけアフターケアの手間がかかることになります。

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