銀座 皮膚科 美容皮膚科 形成外科 しみ しわ たるみ

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ダーマペン4について

ダーマペンの効果イラスト

 

ダーマペンとは?

ダーマペン機器

マイクロニードリングという治療を行うための機器です。

 

マイクロニードリングとは、私たちの身体が本来持っている創傷治癒力を利用した肌治療。

 

キズ跡が残らない程度の極細針を使って、肌に小さなキズをたくさん作ります。

 

キズができた瞬間から、身体の創傷治癒システムが働き、元の状態に復元しようとします。

 

このときに体内で分泌されるのが成長因子です。

 

成長因子はキズを治す薬のようなものです。

 

単発のキズであれば、キズが治るだけですが、キズを肌全体に大量に作ることにより、大量の成長因子が分泌されます。

 

大量の成長因子は、キズを治すだけではなく、真皮の主な成分であるコラーゲンなどを誘導することにより、肌を若返らせる効果があります。

 

ダーマペン先端
ダーマペンは、16本の極細針を1秒間に最大120回振動させ、肌に微細な穴を作るための専用医療機器(アメリカFDA認可、日本国内では未承認)です。

 

3mmまで肌の深達度を細かく調整することができます。

 

ダーマペンの効果

  • 大量のコラーゲン誘導による肌の若返り(シワ・たるみ予防など)
  • 肌が厚くなり、ハリが改善⇒小じわや毛穴、ニキビ跡の凹みが目立たなくなる
  • ニキビの改善
  • ダーマペン施術直後は針穴からさまざまな薬液が浸透しやすくなる⇒ヴェルベットスキン・ウーバーピールなど

特にダーマペン直後にマッサージピールを続けて行うヴェルベットスキンが人気です。
ダーマペン単独の効果に浸透率が高まり増強されたマッサージピールの効果が期待できます!

 

当院のダーマペン治療の特徴

医師(院長)が直接施術します

理由①⇒簡単そうで難しい

YouTubeなどで施術動画を見ると、リズミカルに肌をなぞっていかにも簡単そうな施術に見えると思います。

 

実際、ほとんどの医療機関で、ダーマペンの施術を行っているのは看護師だと思います。

 

医師は治療前に肌の状態をチェックして、「あとはよろしく~」という感じでしょう。
(ダーマペンだけでなく、ほとんどの施術がそんな感じのところも多いのでは??)

 

当院では、私自身が施術します。

 

なぜなら、ダーマペンはきちんと効かせるのは意外と難しいからです。

 

肌に、【狙った密度、狙った深さ】で針穴を開けることができて狙った効果がでます。

 

ダーマペンの先端は直径1センチくらいの円柱を垂直にカットしたような断面で、そこから16本の針先がほんの少しだけ(最大で3mm)出る仕組みです(下の画像)。

 

ダーマペン針先

肌の表面は平らではなく、複雑な曲面で構成されています。
肌の表面にダーマペンの先端面(水平面)のすべてが垂直にフィットした状態で当たってはじめて16本すべての針が狙った深さに刺さります。

 

少しでも浮いてしまったり斜めになってしまうと、針はまともには刺さりません。
刺さったとしても、狙いの深さには到達しません。

 

ニキビ跡のクレーターなどは、凹んでいるので、普通に垂直に当てても、一番効かせたいクレーターの底面には針先が届きません。

 

 

だから、私はいろいろ意識して施術をしています。

 

常に肌に垂直に当てるのはもちろん、押しつけたり引っ張ったり、どうしても浮いてしまう部位は重ねて当てたり・・・結構気を遣います。

 

このように、相当意識して施術しないと開けられる針穴は激減すると思います(⇒つまり効果も激減です)。
肌をなぞっているだけの施術なら、針はまばらにしか刺さってないかもしれません。

 

ダーマペンが効かない」と嘆いている方は、これが原因かもしれません・・・。

 

あと、針先というのは使い始めは鋭い(よく刺さる)のですが、何回も刺すと針先が鈍るものです。

 

つまり、まともには刺さりにくくなるのです。

 

鈍ってきたら、鈍ったなりの当て方、鈍りすぎたら針の交換も必要です。

 

こんな判断を看護師さんに要求するのは無理ですし、酷だと思うの自分でやります~。

 

※余談
医師だからうまくできると言っているわけではありません。
どんな治療でもそうですが、施術の巧さに職種は関係ありません(免許は必要です)
スマホばかり眺めているだけの経験の少ない先生より、鋭い感性を持って向上心に溢れる経験豊富な看護師さんの方が、よほどうまく治療することでしょう。
美容医療に精通している人には常識じゃないでしょうか。
実際、私も美容外科手術ばかりやっていた20年くらい前は、治療メニューに光治療(フォト)とかありましたが、自分で照射したのは数えるほどでした・・・あまり理解していないくせに一丁前に診察だけはしてましたが。
当時の私が、看護師さんより光治療の照射をうまくできるはずがありません!

 

理由②⇒意外に危険

ダーマペンの施術は、針の深達度によってはかなりの出血を伴います。
つまり、血まみれになることもあるということ。

 

血は止るので問題ないのですが、機器を清潔に保つことが意外と難しいのです。

 

針先のカートリッジは滅菌で患者さまごとに取り替えるのは当たり前、機器本体は滅菌不可なので専用のゴム製ディスポーザブルカバーを装着して血液汚染を防ぐシステムなのですが、完全に血液汚染させないためには、相当考えられた手順を踏む必要があると思っています。

 

機器を血液汚染してしまうと、最悪のケース患者様が交差感染してしまう可能性もあります。⇒まあ、通常は可能性は極めて低いと思いますが、潔癖気味の自分はゼロを目指したいです。

 

あと、これは患者様には関係ない話ですが、ダーマペンの針って、針っぽくないのです。

 

普通の注射針のような危険な見た目をしていないので、慣れないうちは施術者が自分を刺してしまいやすいです(立派な針刺し事故です)。
しかも、敏感な方じゃないと自分を刺したことにも気づかない可能性も・・・これは怖いです。

 

ダーマペン治療概要

治療頻度・回数

治療間隔は1ヶ月以上は開けます。
回数は人それぞれです。
継続すればそれだけ効果が実感しやすいと思いますが、何回やらないと効果がないというものでもありません。
1回やってみて、「自分に合うか?」「総合的に好きか?」で判断されるといいと思います。

 

治療の流れ

たまに無麻酔で平気な方がいますが、通常は表面麻酔(エムラクリーム)の後に施術します。
施術後は針穴のためバリア機能が低下して、薬剤の浸透が良くなっているので、マッサージピールなどの治療を併用する(ベルベットスキン)場合が多いです。
施術後は炎症が起きますので、炎症止めの外用薬などを塗布、必要あれば冷却して終了です。

 

ダウンタイム・副作用

当日はメイクをお控え頂き、翌日からメイク可能です。
針の深達度により、針跡、赤みや腫れ、点状出血斑や内出血斑が出ることがあります。
副作用としては、炎症に伴う紅斑や腫れ、感染、アレルギー、効果の個人差などが考えられますが、重篤なものは稀だと思います。

 

禁忌(できない可能性のある状況)

妊娠中、肌の炎症、ヘルペスなどの感染症罹患中、出血傾向、酷い金属アレルギーなど
そのほか、何か持病をお持ちの方はご相談ください。

 

料金(税抜き)

顔全体:1回 28,000円(2回目以降10%OFF)
マッサージピール追加は+8,000円(2回目以降10%OFF)⇒ヴェルベットスキン

 

ダーマペンの個人輸入やセルフ治療について

良く聞かれる話題なので、私なりの見解を

 

個人輸入について

ネットで検索すると、商品がたくさん出てきます!

 

ほとんどは、ダーマペン風のよく分からない機器(医療機器なのか??)ですが、ダーマペン4そのものと思われるもの(少なくとも見た目は同じ)もあります。

 

扱っているのは、輸入代行業者で、個人輸入という形なのでしょう。

 

だから、ホンモノかどうかは知りませんが、手に入れることは可能っぽいです。

 

医療機器でも、あまり危険を伴わないものは個人輸入可能ですが、危ない可能性のあるものは基本的に医師の処方箋が必要だったはずです。

 

なので、もしダーマペン4が個人輸入可能であるならば、厚労省的には「危なくないモノ」と判断されているか(個人的には十分危ないと思いますが)、その他・・・でしょう。

 

ところで、当院で使っているダーマペン4は、結構頻繁にアップデートを求められます。

 

突然作動できない状態になって、「アップデートしろ」のサインが出るのです。

 

アップデートは、専用アプリにクリニックアカウントを登録して行っています。

 

クリニックではない個人に、このアップデートが可能であれば、とりあえず普通には使える可能性が高いと思います。

 

アップデートできないとなると、たぶんしばらくしか使えません。

 

ご参考に。

 

セルフ治療について

法律上では、自分に使う分にはOK、他人に使えばOUT(逮捕かも)、譲渡、販売すべてOUTだったと思いますが、詳しくは厚労省ページをを確認してください。

 

上の【当院のダーマペン治療の特徴】にたくさん書いたように、ダーマペンを効かせる施術は結構難しいです。

 

両利き手使いで特殊能力を持ったスーパー器用な方ならセルフでもある程度可能かもしれませんが、私自身がセルフ治療することを想像すると、十分な効果出すのは無理だと思います。

 

でも、針がまばらにしか当たっていなくても、痛みもあり出血もするので、「やった感」はあるでしょう。

 

あと、他の方がネットにいろいろ指摘されているようなリスクもあるかもしれません。

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