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目尻~目の下のボトックス治療
目尻のシワ、目の下の小ジワを解消して若々しい印象に!
目元は皮膚が薄く、表情ジワや小ジワができやすい部位です。
よく“年齢は目元に出る”と言われるように、目元のシワは見た目年齢に大きく影響します。
「目元のシワの解消方法は?」~AIに聞くと、
- 保湿をしっかり行う(乾燥すれば小ジワは増えます)
- 紫外線対策(肌にとって日焼けは百害あって一利なしです)
- 摩擦を避ける(擦ったり強くマッサージすれば肌に負担です)
- 目の使いすぎを避ける(そうは言われても・・・)
- 生活習慣を改善する(分かっちゃいるけど・・・)
- 目元用美容液やクリームを使用する
などなど、
いろいろと方法は出てきますが、その方法で本当にお悩みが解消しますか?
肌の基本的なケア(保湿・紫外線予防・擦らない)はもちろん必須ですし、目の酷使や生活習慣の改善も、可能であればするに越したことはありません。
高価な美容クリームは・・・(安価なワセリンなどでも良いかも)。
これらの方法でも、何年も油断せず継続できれば、微妙な改善はあるかもしれませんが・・・。
そこでお役に立てるのが、ボトックス治療です。
ボトックス治療のメリットは、早くて確実で分かりやすい効果です。
微妙な改善ではなく、はっきりと効果を実感できることがほとんどです。
デメリットは、対症療法なので、効果に期限があることです。
ボトックスに恐怖心を持たれる方もいますが、他の治療に比べてリスクは少なく、適切な薬剤・方法で行う限り、特に怖い治療ではありません。
当院の患者様に印象を聞くと、【ボトックスは魔法】だそうです。
目尻・目の下のシワの特徴は?
目尻のシワは、額や眉間と並んで、代表的な表情ジワです。
笑ったり目を閉じたり細めたりする際に使う、眼輪筋の収縮が主な原因です。
従って、良く笑う方や表情豊かな方ほど目立ってきやすいです。
このシワがあることで、老けて見えるのは事実ですが、同時に優しい印象に見えることも多いので、絶対にない方がよいシワとは言えません。
実際に、人相学的にも吉相だと考えられています。
目元は、身体の中でもっとも皮膚が薄い部位のひとつです。
皮膚が薄いことで、乾燥もしやすく、表情による負荷が大きいので、とてもシワになりやすいのです。
目尻のシワは、目の外側端(外眼角といいます)から放射状に伸びることから、カラスの足“crow’s feet”と呼ばれます。
さらに、目尻の下方には、笑ったときに斜め下に伸びるシワや、目の下内側には細かい小ジワやちりめんジワなどができます。
これらのシワが、ボトックスの治療対象となります。
目尻・目の下のボトックス治療の特徴は?
当院ではマイクロボトックスを併用して自然な効果を!
目尻・目の下のボトックスは、不自然な表情にしないための特別な配慮が必要です。
作用が強すぎると、笑ったときに引きつったような怖い表情(笑っても、目だけ笑っていない・・・)になってしまいます。
作用の強さは、使用する薬剤量と注射の部位・深さで調節します。
また、マイクロボトックスを併用して、小ジワやちりめんジワだけでなく、ハリやキメの改善など、肌質の改善を目指します。
分かりやすい効果をご実感頂けますが、どうしてもシワが多少残る可能性があります。
ボトックスを作用させるのは眼輪筋ですが、眼輪筋以外が原因で生じるシワがあるからです。
笑う際には、眼輪筋だけでなく、頬の筋肉(大頬骨筋)が収縮し、頬が持ち上がります。
つまり、大頬骨筋の動きによっても、目じりや目の下にシワができます。
大頬骨筋は、頬や口角を上に持ち上げる作用があり、ボトックスを効かせることができません。(⇒作用すれば、頬や口角が下がり、顔が歪む可能性があります)
特に、意図的に笑顔を作ったときに、大頬骨筋による表情ジワが出やすいです。
したがって、目尻・目の下のボトックスは、無意識で自然な笑顔の際に出るシワの解消がメインになります。
目尻ボトックスと同時に目の下もおすすめする理由は?
当院では目尻のボトックス治療の際、同時に目の下への治療もおすすめしています。
目尻も目の下も同じ眼輪筋ですが、ボトックスが目尻の部分に作用することで、筋肉がバランスが変わり、目の下の内側部分に余計なシワが出る可能性があるからです(botulinum-rebalancing phenomenon)。
また、目の下は、小ジワやちりめんジワが目立つ部位で、マイクロボトックスが有効です。
ただし、目にも近く、皮膚もとても薄い部分のため、注射には最大限の注意と繊細さで治療を行います。
目尻・目の下のボトックス治療のリスクは?
- 不自然な表情:自然な効果になるよう、使用する薬剤量と注射する深さで調節可能です。
- 内出血:一般的には内出血が出やすい部位とされていますが、深く注射する必要のない部位なので、目立つ内出血が出る可能性は意外に低いです。
- たれ目や眼瞼外反:目の下の眼輪筋に強く作用すれば、可能性がありますが、マイクロボトックスで治療するので通常は問題ありません。
- 流涙:目の下の内側への治療で起こりうるとされていますが、今まで経験したことがありません。この部位に深く大量に注射しない限り問題ありません。
目尻・目の下のボトックスに必要な単位数と料金
ボトックスビスタの添付文書には、目尻ボトックスの必要量は12~24単位と記載されています。
当院では、目の下のマイクロボトックス併用も含めて、10~15単位で十分なことが多いです。
使用する薬剤量を増やせば効果も強く、持続期間も長くなりますが、それだけ不自然になる可能性も高くなります。
目尻のシワは、“良いシワ”なので、少し残るくらいが「品が良くナチュラル」だと考えています。
当院の料金設定は、部位ごとではなく、単位数によるものです。
薬剤が余る場合は、他の部位に注射が可能です。
ボトックスビスタ10単位:21,000円(税抜き)
診察料:初診2,000円、再診1,000円(税抜き)
麻酔を希望される場合は、別途3,000円(税抜き)が必要です。
※ボトックスビスタは65歳未満の眉間と目尻のみ承認を得ています。