銀座 皮膚科 美容皮膚科 形成外科 しみ しわ たるみ

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そばかすをレーザー治療で消したい

そばかすを消すための方法

“そばかすだから”とあきらめるのはもったいない!
治療おすすめ度★★★★★
ご希望や状態によってフォトシルクプラスQスイッチルビーレーザーを使用して治療します。

 

そばかす治療の実際①(Qスイッチルビーレーザー)

  • 治療前
    そばかすQスイッチルビーレーザー治療前
  • 治療後
    そばかすQスイッチルビーレーザーフォトシルクプラス治療後

そばかすに対して、Qスイッチルビーレーザー1回とフォトシルクプラス1回を併用して治療した例です。
治療前のそばかすは、色素が薄くぼんやりしているので、フォトシルクプラスに対する反応はあまり良くないと予想し、まずはQスイッチルビーレーザーで治療しました。
Qスイッチルビーレーザーを照射し、そばかすが消えた部分が白くなった分、照射していない部位とのコントラストで色むらが気になったため、治療後3か月でフォトシルクプラスを照射しました。
治療後の色素沈着もなく、色むらも取れ、良好な結果になりました。
下に経過を説明します。

 

    1. 1
      STEP
      治療前
      そばかすQスイッチルビーレーザー治療前
      治療前です。そばかすは、色調が薄くぼんやりしてフォトシルクプラスなどのIPL系では大きな改善が難しいタイプです。Qスイッチルビーレーザーを選択しました。
    2. 2
      STEP
      Qスイッチルビーレーザー3日後かさぶた
      そばかすQスイッチルビーレーザーかさぶた
      Qスイッチルビーレーザー照射3日後のかさぶたの様子です(DT:ダウンタイムあり)。シールなどは使わず、ワセリンを塗布して保護します。かさぶたは1週間ほどで自然に取れました。ある程度の大きさと形があるそばかすは、見える限りすべて照射しました(そばかす定額治療プラン)。
    3. 3
      STEP
      Qスイッチルビーレーザー10日後
      そばかすQスイッチルビーレーザー10日後
      かさぶたが完全に脱落し、ほとんどのそばかすが消えました。この後、炎症後色素沈着が出る場合があるため、3か月ほど外用薬を使用しました。炎症後色素沈着は出ませんでしたが、レーザー照射した部分としていない部分の色むらが気になりましたので、フォトシルクプラスをしました。
    4. 4
      STEP
      フォトシルクプラス3日後
      そばかすQスイッチルビーレーザーフォトシルクプラスかさぶた
      フォトシルクプラス治療3日後の様子です。よく見ると、かすかに細かいかさぶた(マイクロクラスト)が出ていますが、Qスイッチルビーレーザー治療後なので目立つかさぶたはありません(DT:ダウンタイムなし)。
    5. 5
      STEP
      フォトシルクプラス10日後⇒完成!
      そばかすQスイッチルビーレーザーフォトシルクプラス治療後
      1週間で細かいかさぶたがすべて取れました。Qスイッチルビーレーザー後、少し目立っていた色むらが改善し、均一になりました。残っているものは、ほとんどホクロだけです(ホクロは照射しません)。

 

そばかす治療の実際②(フォトシルクプラス)

  • 1
    そばかす治療前
    そばかすフォトシルクプラス治療前
  • 2
    フォトシルクプラスかさぶた
    そばかすフォトシルクプラス痂皮
  • 3
    フォトシルクプラス10日後
    そばかすフォトシルクプラス治療後

そばかすに対するフォトシルクプラス1回治療の経過です。
そばかすは密集しているタイプで形がはっきりしないので、Qスイッチルビーレーザーのピンポイント照射が難しいタイプです(Qスイッチルビーによる治療ができないわけではありません)。
ダーモスコープで見ると、色素は浅い部分に濃く、はっきり見られるため、フォトシルクプラスの反応は良いと予想し、治療しました。
治療後写真のような薄いかさぶた(マイクロクラスト)が出ましたが1週間で取れました。
そばかすをしっかり評価し、適切に照射すれば、1回のフォトシルクプラス治療でもかなり改善していることが分かります。

 

Qスイッチルビーレーザーによるそばかす治療の特徴

高出力なので、そばかすの色素を確実に破壊でき、短期の再発も少ないですが、照射できるのは、肉眼で認識できる程度の大きさと形のはっきりしたそばかすに限られます(小さすぎるものには照射できません)。

 

Qスイッチルビーレーザーについて

 

フォトシルクプラスによるそばかす治療の特徴

フォトシルクプラス(IPL)は、マイルドな出力で肌全体に照射できるため、Qスイッチルビーレーザーで照射できない小さいそばかすや形のはっきりしない色むらにも対応可能です。
そばかすは、老人性しみと違い組織の厚みがないので、治療の反応によってはフォトシルクプラスでも消えるものが多いと考えています(老人性しみは薄くなるが残ることが多い)。
ただ、出力が限られているため、どんなそばかすにも反応がいいわけではなく、Qスイッチルビーレーザーでの治療と比べると再発しやすい印象です。

 

フォトシルクプラスについて

 

【相談して治療プランを決めます】

そばかすダーモスコープ像そばかすの治療は、患者様のご希望やそばかすの状態によってフォトシルクプラスとQスイッチルビーレーザーを使い分けたり、併用します。
普通のしみ(老人性しみ)と異なるそばかすの治療上の特徴は、まず第一に個々のしみのサイズが小さく、数が多いこと、それに加え、フォトシルクプラスなどIPL系の機器では治療が難しい鼻の付け根やまぶたにも多いことです。
写真を見ると、形がはっきりした大きめのものからとても小さいもの、ぼんやりして形のはっきりしないものなどが密集していることが分かります。
また、このようにダーモスコープで拡大像を診ることにより、そばかすの治療への反応性(詳しくは後述)をある程度予想することができます。
ご希望とこれらの情報を総合して、最適な治療プランを患者様と相談して決めます。

 

 

そばかすの特徴

 

そばかす治療前かすみ除去原因は不明ですが、老人性しみと違って幼少期から思春期くらいまでには出現していることが多いため、老化とは関係なく、遺伝傾向があるといわれていることから、体質的なメラノサイト(色素細胞)の異常だと考えられています。
紫外線は明らかな悪化因子であり、妊娠で悪化することがあるため、ホルモンの関与も考えられます。
頬上部から上下瞼、鼻にかけて左右対称性に出るのが典型的なパターンです。
形や色の濃さはさまざまですが、明るい茶褐色で5㎜以下(ほとんどは数ミリ以下)の小さな色素斑が多発します。
前述したように、そばかすは体質なメラノサイト異常であると考えられ、そばかすの色素を治療で除去しても、メラノサイト自体を根本的に変えることができないため、治療効果の持続が難しく、再発しやすいというのが一般的な考え方です。
このような認識が原因で、はじめからそばかすの治療を諦めているような声をよく聞きます。
「そばかすは仕方ないので、大きなしみだけ治療してほしい」
はたして、本当にそうなのでしょうか?
確かに、中にはレーザー治療をしてもそばかすの色素が薄く残ってしまい、時間の経過とともに、再び濃くなる(再発?)という例も実際に存在します。
しかし、そばかすと考えられる全例がそうではありませんし、今までの経験上、老人性しみなどと比べて特別に再発しやすいという印象はありません。
したがって、当院ではそばかすの治療を諦める必要はないと考えています。
フォトシルクプラスなどの光治療に反応が良いもの、Qスイッチルビーレーザーを使用しないと反応しないものがありますが、これは老人性しみも同様です。
当院ではフォトシルクプラスとQスイッチルビーレーザーの組み合わせで治療成績は良好です。
そばかすがあるかないかで、見た目は大きく変わり、日々のメイクの手間も省けます。
そばかすは治療する価値がとても高いと考えています。

 

 

そばかす治療に関するいろいろ

フォトシルクプラスでも改善可能なそばかすは?

取れやすいそばかすダーモ像
浅い⇒取れやすい
取れにくいそばかすダーモ像
深い⇒取れにくい
患者様が、そばかす治療で必ず考えることは、“自分のそばかすは、ダウンタイムのあるレーザー治療じゃないと良くならないのか?それとも、フォトシルクプラスでもなんとかなるのか?”ということです。
老人性しみと比べると、そばかすはフォトシルクプラスでも取れやすいものが多いです。
しかし、どんなそばかすでもフォトシルクプラスで取れるとは限りません。
そばかすのダーモスコピー写真を2枚を例に出します。
取れやすい方は、色調が濃い褐色で模様がなく均一、境界がとてもはっきりしています。
これは、色素の存在が浅い(表皮層)ことを思わせます。
このようなそばかすは、フォトシルクプラスだけでもかなり改善される可能性が高いと予想できます。
浅い層にある色素の方が治療への反応がいいからです。
取れにくい方は、境界が多少ぼんやりしており、色素の模様も網目です。
これは、存在する色素が少し深い層(表皮基底層付近)にあることを思わせ、フォトシルクプラスだけでの改善には限界がありそうです。
このようなことは、そばかすの診療に慣れてくると、肉眼でもある程度は分かりますが、ダーモスコープで見ないと分からないことも多いです。
当院では、ダーモスコープで観察し、最適な治療方法をご提案します。

 

全部消したい希望なら、フォトシルクプラスだけでは不十分?

そばかすは様々な色の濃さ・深さのものが存在します。
前述したように、フォトシルクプラスに反応が良いものは、色が濃く形がはっきりしているもの(=浅い)です。
このようなタイプはフォトシルクプラスによりかなり薄くすることができ、 小さなものは完全除去も可能かもしれません。
しかし、逆に大きめで境界がぼんやりして色が薄めのものはフォトシルクプラスへの反応は悪く、Qスイッチルビーレーザーでの治療が必要です。
また、そばかすの好発部位には、鼻根部や下まぶたの際、上まぶたがあり、これらの部位には、フォトシルクプラスを十分に照射できないので効果も限定的です。 
このような部位のそばかすに対しては、Qスイッチルビーレーザー以外に選択肢はありません。

 

無数にあるそばかすにQスイッチルビーレーザーは可能なのか?

「そばかすは細かくてたくさんありますから、Qスイッチレーザーを1個1個照射するのは難しいです。 フォトなどのIPLでまとめて照射するしかないです」美容クリニックで聞くことの多い普通の説明です。
しかし、前述したようにフォト(IPL)に反応して取れるそばかすは限られています。
反応するものはそれでよいと思いますが、反応しないものはQスイッチレーザーを照射するしか方法はありません。
Qスイッチルビーレーザーを、そばかすの1個1個に細かく照射するのは、特に難しくありませんが、数が多くなるとかなりの時間と手間、集中力を必要とします(小さすぎるもの、形のない色むらは無理です) 
当院では、たとえ一度に500個以上であってもQスイッチルビーレーザーで治療します(そばかす定額治療プラン)。 
お肌のダメージも、特別な心配は要りません。

そばかす定額治療プランについて

 

そばかす治療に意味はあるのか?

「そばかすは治療しても必ず再発するから意味がない」と言われることがあります。
確かに、そばかすは老人性しみと異なり、色素細胞自体の体質的異常であると考えられるため、再発はリスクのひとつと言えます。
しかし、当院の経験上、特にQスイッチルビーレーザーを用いた治療後では、他のしみ治療と比べて、再発がそれほど多い印象はありません。
たとえ再発したとしても、治療前と同様の状態に戻ってしまうような状況はとても少ないと考えています。
そばかすの有無でお肌の見た目は、大きく変わります。
きちんと治療した後の患者様の喜ぶ顔を見るたびに、この治療の意味の大きさを実感します。

Qスイッチルビーレーザー治療でも取れないそばかす?

そばかすは、1回のQスイッチルビーレーザー治療で取れることが多いですが、適切な出力で照射しているにも関わらず、治療後も色素が残存する場合があります。
考えられるのは、治療したのが、そばかすではなくホクロやニキビ跡の色素沈着だった場合です。
これらの中には、そばかすとの鑑別がとても難しい場合があります。
ホクロはそばかすと異なり、やや深い層にある母斑細胞の集まりであり、Qスイッチルビーレーザー治療でも取れないものが多いです。
ニキビ跡の色素沈着も深いのか、残存する場合が多いです。
それ以外のケースだと、目の周り(特に下まぶた)や口周りの、色調の濃くぼんやりしたものに残りやすい印象があります(稀に何度治療しても残存するものもあり)。
これらは、経過からも、ダーモスコピー所見からも、少し深い層にあるそばかすに思えるのですが、もしかしたら別の病態なのかもしれません。

 

再発防止には紫外線対策がとても重要

紫外線がそばかすの悪化要因であることから、強い日焼けがそばかすの再発原因になることが多いようです。
治療後はもちろん、お肌が落ち着いた後も普段の紫外線対策がとても重要だと考えています。

 

 

そばかす治療のリスク(副作用・合併症)

  • 治療後の赤み・痛み・腫れ・かさぶた(通常は一時的)
  • 色素残存⇒アフターケア不足などによる色素沈着の定着、ADM・ホクロ・ニキビ跡の色素沈着、反応不足
  • 瘢痕化⇒通常以上の強いダメージを受けた場合
  • 濃い炎症後色素沈着⇒肝斑の存在や体質など
  • 脱色素(白斑化)⇒炎症後色素沈着への照射、短期間での再照射や高出力照射
  • 光アレルギー症状
  • やけど(かさぶた・水泡・色素沈着・瘢痕)やくすみの悪化
  • 肝斑の悪化
  • 再発

 

 

そばかす治療の料金

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(予約は17:00まで)

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