銀座 皮膚科 美容皮膚科 形成外科 しみ しわ たるみ

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ADM治療のよくあるご質問(FAQ)

※おことわり
このQ&Aの回答については、当院での診療を基準にしています。
当院以外のクリニックの診療に当てはまるとは限りません。
同じ治療機器・医薬品を使用していても、治療方法は大きく異なります。
予めご了承ください。

 

ADM治療のページと合わせてご覧ください!⇒ADM治療ページ

 

Q : ADM治療時に痛みはありますか?

A : 全くの無痛ではありませんが、痛みは少なく、通常は我慢できる程度なので心配はいりません。全く無痛にできない理由は、ADMが深い部分にあり、治療前に行う表面麻酔処置(シールかクリーム)で完全に効かせることが難しいからです。

 

Q : ADMの治療間隔と治療回数は?

A : 当院の場合、治療間隔は6ヶ月以上(長くなる分にはOK)、治療回数は通常2~3回が多いです。炎症後色素沈着や、レーザーにより破壊されたメラニンの残骸が残っている可能性のある期間に再治療をしても、非効率的でリスクが高いからです。詳しい理由はADM治療のページ本文に記載しています。

 

Q : ADMは完全に消えますか?

A : 顕微鏡のレベルで完全に消えるかは分かりませんが、治療を繰り返すことで、通常は肉眼では見えにくい程度にはなります。患者様は「完全に消えた」と喜ばれます。

 

Q : ADMの原因は?

A : ADMの原因は分かっていません。

 

Q : ADMは治療しても再発しますか?

A : ADMは再発しないと思います。通常は色素細胞が存在しない真皮層の病変だからです。長い間ADMの治療をしていますが、再発を見たことが一度もありません。仮に再発した場合は、治療前のADMの診断が間違っていた可能性があると思います。老人性のシミやソバカス、扁平母斑や肝斑などは再発します。

 

Q : シミや肝斑とADMの違いは?

A : 色調と分布、発症年齢が異なります。ADMの診療に慣れていれば、診断は容易ですが、非典型例では、ときに他の疾患と紛らわしい場合があります。ADM治療ページで詳しく説明しています。

 

Q : 治療後どれくらいで効果を実感できますか?

A : ADMの真皮層での分布により個人差がありますが、早い方だと1回目治療の約1週間後、カサブタが取れた時点でADMが薄くなったのを実感できます。ただ、人によっては1回目では、あまり効果を感じず、2回目ではじめて効果を感じる方もいます。

 

Q : ADMに外用薬は有効ですか?

A : ADM自体に外用薬は有効ではありません。ハイドロキノンやトレチノインなどの外用薬は、表皮のメラニン色素がターゲットです。ADMのように、真皮のメラニンには効きません。ただ、ADMの治療前に表皮のメラニンを薄くしておくのは、ADMの治療効率を上げます。治療後の炎症後色素沈着の予防にも有効です。

 

Q : 治療後すぐにメイクできますか?

A : 患部をシールで保護した場合はメイク可能です。ワセリン処置の場合は、カサブタが取れるまでメイクは控えて頂きます。最近では、カサブタ専用のファンデーションが発売されています。

 

Q : 治療後に仕事や家事は休んだ方がよいですか?

A : 治療後は特に安静にしている必要はありません。問題は、見た目のダウンタイムのみです。

 

Q : 治療後、特に注意することはありますか?

A : カサブタが取れるまでは、無理にカサブタを取らないこと、身体を温めすぎないことです。カサブタが取れた後は、紫外線対策をしっかりして、強く擦らないようにします。また、肌が敏感になっていますので、化粧品などへのかぶれにも注意が必要です。

 

Q : ADMのレーザー治療に保険適用はありますか?

A : Qスイッチルビーレーザーの保険適用疾患にADMはありません。つまり、厳密にはADMのレーザー治療に保険適用はありません。何度か関東厚生局にも確認済みです。当院では自費診療で治療を行います。詳しい理由はADM治療のページ本文に記載しています。

 

Q : ADMのレーザー治療後カサブタができないことはありますか?

A : 照射出力不足では、カサブタができません。使用したレーザー機器のメンテナンス不足や、施術者の出力調整ミスなどいろいろな原因が考えられます。ただ、適正な治療が行われていても、明確なカサブタができないこともあります。特に2回目以降の治療では、残存するADMが真皮の深い層にしか存在せず、皮膚表面での反応が弱いためです。この場合は、カサブタができなくてもADMは薄くなります。

 

Q : ADMのレーザー治療後に逆に濃くなりました。何が原因?

A : もっともありがちな状況は、炎症後色素沈着(PIH)が出た場合です。この場合、経過の途中の色調は、【残存するADMの色素+PIHの色素】になります。レーザーで消えた色素の量よりPIHの色素量が多ければ、しばらくは余計に濃くなります。特に肝斑合併例では、PIHが濃く出ることが多いです。ただ、炎症後色素沈着は1ヶ月をピークに徐々に薄くなりますので、通常は心配ありません。

 

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この記事は私が書きました

卯辰 哲也

1998年慶應義塾大学医学部卒業、慶應義塾大学病院、平塚市民病院、伊勢慶應病院、杏林大学病院、けいゆう病院(横浜)にて形成外科・外科・麻酔科を臨床経験。ヴェリテクリニック・シロノクリニックなどで美容医療に携わって約20年以上の経験あり。2015年東京・銀座に「銀座お肌の診療所」を開設。
患者様に優しい、正直で真摯な医療を目指しています。趣味は愛犬との時間とダーモスコープ。学生時代のスポーツは空手と柔道です。

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