ボトックスリフト(口角・広頚筋など)
一般的なたるみのリフトアップ治療といえば…
- フェイスリフト手術⇒ダウンタイム、リスク、残る傷跡、コスト、バレる…いろいろ無理!
- 糸リフト⇒切る手術よりはましだけど、すぐ戻りそうなのと、やっぱり怖い!
- 機器による治療(サーマクールやウルセラなど)⇒自然で良いけど、もう少し即効性が欲しい!コスト面でも…
そんなとき、ボトックスという選択肢もあります。
ボトックスならではのお手軽さ、即効性、ダウンタイムやリスクの少なさ、コスト面、なにより注射するだけなので怖くない、効果の強さ(薬剤量)も調節可能、いろいろ考えても十分に検討の価値ありだと思います。
ボトックスの新しい概念~【シワを消す】から【引き上げる】へ
ボトックスでお手軽にリフトアップ!
ボトックスリフトとは?
ボトックスは、表情筋に作用し、弛緩させることにより、主に表情ジワを改善する目的で使用されます。
ボトックスリフトは、【Botulinum Rebalancing】という考え方に基づいた治療です。
Botulinum Rebalancingとは?
直訳的に表現すれば、「ボツリヌストキシンで顔のバランスをやり直す」です。
身体のほかの部位と違い、顔面の表情筋群のシステムは複雑です。
顔面には、身体の他の部分にはない“SMAS”という構造が存在します。
SMASは、頭部から首まで連なるシート状の線維性構造体で、表情筋を包み込んでいます。
各表情筋はSMASを介してつながり、バランスを取りながら協調することで、表情を作る際の複雑な動きを可能にしているのです。
ある表情筋の動きは、別の表情筋の動きにも影響を及ぼすということです。
ボトックスが作用し、このバランスが変わることを、Botulinum Rebalancingと呼んでいます。
ボトックスリフトのイメージ
表情筋には、上げる系(挙筋群:Elevators)と下げる系(下制筋群:Depressors)があり、下げる系にボトックスを作用させて、上げる系が優位なバランスにすることでリフトアップを図るのが、ボトックスリフトです。
挙筋群:前頭筋、上唇鼻翼挙筋、上唇挙筋、大頬骨筋、小頬骨筋、口角挙筋
下制筋群:眼輪筋、鄒眉筋、鼻根筋、眉毛下制筋、口角下制筋、広頚筋、下唇下制筋
イラストの説明
- 眉毛下制筋、眼輪筋にボトックスを作用させ、前頭筋優位のバランスを作り、上顔面のリフトアップ(まぶたのたるみ、目の開きやすさの改善)
- 口角下制筋、広頚筋にボトックスを作用させ、上唇鼻翼挙筋、上唇挙筋、大頬骨筋、小頬骨筋、口角挙筋優位のバランスを作り、中~下顔面のリフトアップ(頬・フェイスライン)
目尻のボトックスで、シワの改善だけでなく、目の開きが軽く感じたり、口角のボトックスで、口角が上がるだけではなく、頬全体が上がったように感じるのは、ボトックスリフトの例です。
当院の実際の治療では、ボトックスリフトのためのピンポイントの注射に加えて、マイクロボトックスを併用し、皮膚自体の引き締めも行うことが多いです。
ボトックスリフトに必要な単位数と料金
必要な単位数は、求める効果の強さにより異なります。
口角:5単位~(治療は最低10単位からなので、残りは別の部位に使用します)
広頚筋:10単位~(治療範囲によります)
マイクロボトックスを併用する場合は別途必要になります。
その他の部位はご相談ください。
当院の料金設定は、部位ごとではなく、単位数によるものです。
薬剤が余る場合は、他の部位に注射が可能です。
ボトックスビスタ10単位:21,000円(税抜き)
診察料:初診2,000円、再診1,000円(税抜き)
麻酔を希望される場合は、別途3,000円(税抜き)が必要です。
※ボトックスビスタは65歳未満の眉間と目尻のみ承認を得ています。その他の部位への治療は未承認となります。
ボトックス関連ページ
- ボトックス注射について
- マイクロボトックス【メソボトックス】
- ボトックス治療のよくある質問(FAQ)
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- 額のボトックス治療
- 眉間のボトックス治療
- 目尻・目の下のボトックス治療
- 小顔ボトックス(エラボトックス+マイクロボトックス)