銀座 皮膚科 美容皮膚科 形成外科 しみ しわ たるみ

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リジュラン(Rejuran)

「お肌の老化サインは実感しているけど、ヒアルロン酸やボトックス注射は不自然になりそうで怖い・・・」

 

そんな方におすすめの、“失敗しない注入治療”がリジュランです。

 

ヒアルロン酸⇒ボリュームを足して形を作る:やり方次第で“わざとらしいヒアル顔”に

 

ボトックス⇒筋肉の動きを止める:やり方次第で“固まったボトックス顔”に

 

リジュランは、形を作るわけでも筋肉の動きを止めるわけでもありません。

 

変えるのではなく、自然な方法で肌本来の力を取り戻す”のがリジュランのコンセプトです。

 

「無理に若く見せない、自然に輝く美しさを」

 

美容医療がはじめての方にもおすすめです!

 

料金:リジュランアイ【リジュランi】(1㏄)29,800円 【税抜き】
   リジュランHB(1㏄)32,000円 【税抜き】
   ※すべて院長による手打ち治療です。
   ※診察料、麻酔代が別途かかります。

 

リジュランイメージイラスト

 

1. リジュランとは?

「肌の自己回復力をよみがえらせる、美肌治療」

 

リジュランは、別名“サーモン注射”と呼ばれています。

 

「サーモンのDNA由来のポリヌクレオチド(PN)」を有効成分にした薬剤です。

 

これを皮膚に注射することにより、肌細胞の自己修復力が活性化し、弾力や潤いを取り戻します。

 

もう少し優しいことばで説明すると・・・

 

リジュランは、サケからとれる特別な「DNAのかけら」を使ったお薬です。

 

DNAは、生きものの体をつくる設計図みたいなものです。

 

これを細かくしてお肌に少しずつ入れると、肌が「よし、元気になろう!」と動き出すのです。

 

製品情報

リジュランは韓国の PharmaResearchProducts社 が製造している製剤で、当院では日本の 株式会社PRSS を通じて個人輸入しています。
日本国内ではまだ「未承認医薬品」の扱いとなっており、アメリカFDAでも承認は受けていません。一方で、韓国では MFDS(韓国食品医薬品安全処) の承認を取得しており、ヨーロッパでも CEマーク を取得しています。
日本では厚生労働省の定めにより、医師の責任のもとで未承認薬を使用することが可能です。

 

リジュランの種類

リジュラン治療では、「痛み」「赤み」「膨疹と呼ばれる腫れ」といったダウンタイムを心配される方が多くいらっしゃいます。
当院では、患者さまに安心して治療を受けていただけるよう、いくつかあるリジュランの中から リジュランi と リジュランHB を選んでいます。これらは、治療中の痛みが少なく、ダウンタイムが短いのが特徴です。
さらに、施術の前には麻酔クリーム(エムラクリーム)を使用しますので、治療中の痛みは最小限に抑えられます。
「痛みが強いのでは…」「ダウンタイムが長引くのでは…」とご不安な方も、どうぞご安心ください。

 

  • リジュランアイ【リジュランi】 は高濃度のポリヌクレオチドを含みますが、やわらかい製剤なので痛みが少なく、赤みや膨らみも落ち着くのがとても早いです。本来は目元用に開発されていますが、実際にはどの部位にも使用できます。
  • リジュランHB には非架橋型ヒアルロン酸が混ざっており、PN単独よりもコラーゲン産生を促し、小ジワ改善により効果的とされています。麻酔剤も配合されているため、治療時の痛みも抑えられます。頬などに適した製剤です。

一方で、リジュラン・リジュランS はやや硬さがあるため、注射時の痛みが強く、膨疹などのダウンタイムも長くなりやすい傾向があります。リジュラン治療は肌を持ち上げることが目的ではないため、当院では硬い製剤は使用していません。
※ご希望があればリジュラン、リジュランSも取り寄せ可能です

 

2. リジュランの作用メカニズム

主成分であるポリヌクレオチド(PN)が皮膚に及ぼす作用について、現在までの研究結果から、いろいろなことが分かってきました。
ただ、PNの研究は比較的新しく現在進行形であり、現時点では完全な科学的根拠が示されていない部分も含みます。

 

※リジュランのメカニズムとしてよく見る説明
“DNAの断片を身体が感知 → 細胞損傷と勘違い → 創傷治癒機転が働き→肌改善”という説明をよく見ます。細胞外DNAが免疫を活性化させることを指しているのだと思いますが、リジュランの効果が出るメカニズムとは違うと思います(Damage-associated molecular patterns:DAMPs)。DAMPsは、免疫反応ですので炎症が効果の主役となります。リジュランは炎症を起こさない方法で肌を活性化させるのが特徴です。

 

自分が調べた中で科学的根拠のありそうな説明は以下のようです。

 

  • ポリヌクレオチド(PN)は、サケ科由来のDNAを精製・断片化した長鎖DNAポリマーです。PNは高い粘弾性と保水性を示し、皮膚の中で線維芽細胞が働く“足場”として機能します。

  • PNは注入後、段階的に分解され、オリゴヌクレオチド→ヌクレオシド→アデノシン等になります。これがA2A受容体経路を賦活し、抗炎症・血管新生・線維芽細胞活性化をもたらすとされています。

 

とても難しい説明で、昔医学部で生化学などを勉強してきた私でも???です。

 

もっと分かりやすい言葉で説明すると・・・

 

  1. お肌に潤いをためこむ
    リジュランは水をぎゅっとつかまえる性質があり、お肌がしっとりします。
    ⇒水を集めてしっとりさせるスポンジのような働き

  2. 肌のコラーゲン工場を応援
    皮膚の中には「コラーゲン」を作る工場のような細胞(線維芽細胞)があります。
    リジュランはその細胞に「もっとがんばって!」と応援し、新しいコラーゲンが増えます。

  3. 炎症をしずめる
    リジュランの成分が分解されると、「アデノシン」という物質ができます。
    これに炎症を落ち着かせる作用があり、肌の赤みが改善し、傷が治りやすくなります。
    ⇒赤みを鎮める消化器のような働き

  4. 新しい血管を作る手助けをします
    血管が増えると、栄養や酸素がよく行き渡り、お肌が元気になります。
    肌の色やツヤが良くなります。

    これらを同時に行うことで、“肌が自分で元気を取り戻す力”を引き出します。

     

    リジュラン作用機序イラスト

     

    3.リジュランはこんなお悩みにおすすめ

    • 目元や口元の小ジワやちりめんジワが気になる

    • 肌にハリや弾力がなくなってきた、肌が薄くなった気がする

    • 毛穴が目立ってきた

    • 乾燥してメイクのノリが悪い

    • 年齢とともに肌の元気がなくなったと感じる

    • あまり大きく印象を変えることなく、自然に若返りたい⇒ヒアルロン酸やボトックスには抵抗がある

     

    4. リジュランの効果

    • 小じわの改善:自然な若々しさを取り戻します

    • ハリ・弾力アップ:ふっくらとした肌へ

    • 毛穴の引き締め:なめらかな肌に整えます

    • 潤いのある肌へ:乾燥しにくい健康的な素肌

    リジュラン効果イラスト

     

    類似治療との違い

    • ヒアルロン酸:ゼリー状の物質を注入し、ボリューム補充が主な効果。即効性がある一方で、やり方次第で膨らみすぎて不自然な仕上がりになることも。

    • ボトックス表情筋の動きを抑えて表情ジワを改善。効果は出やすいが、やり方次第で強ばった不自然な表情になることも。

    • 外因性成長因子注射(bFGF):PRPに成長因子(bFGF)を加え、線維芽細胞を直接刺激してコラーゲンを増やす。効果は大きいが、コントロールが難しく、膨らみすぎやしこりが生じるリスクあり。そうなってしまった場合の修正は難しい。

    これらの治療は、明確な効果と引き換えに「変わりすぎる」リスクがあります。

     

    リジュランは、肌再生そのものを促す“根本的なアンチエイジング”。

     

    効果は穏やかで治療回数も必要だが、リスクが非常に少なく、自然で失敗しにくいのが大きな特徴です。

     

    変わりたいけど、変わりすぎたくない」、「変えたくないけど、変わりたい」などの絶妙なニュアンスを実現します。

     

    5. 当院のこだわり~重要!

    リジュラン治療は「薬を肌に細かく注射するだけの簡単な施術」と思われがちですが、実際には最大限の効果を出すための“正しい打ち方”が必要です。

     

    治療には必ず設計図があります。リジュランの場合、その設計図とは「真皮層全体に均一に薬剤を届けること」です。リジュランは真皮層で働く薬剤なので、注入が皮下脂肪に及ぶと効果は十分に発揮されません。皮膚の外に漏出すれば、もちろん効果はありません。

     

    一見シンプルに見える「真皮層に針を入れて適量を注入する」という操作ですが、実際には非常に繊細で難しいものです。

     

    リジュランには大きく2つの注入方法があります。

     

    ひとつは、施術者が注射器を使い、手で丁寧に注入する方法(「手打ち」)。
    もうひとつは、“水光注射”と呼ばれる専用の機器を使う方法です。

     

    当院では「手打ち」による注入のみを行っています。その理由をお伝えします。

     

    水光注射とは?

    水光注射イメージ

    水光注射は、先端に複数の細い針がついた機械を使い、注入の深さや薬液の量を自動で調整できる仕組みです。

     

    薬剤を均一に届けられること、施術時間が短くなることなどが特徴とされています。

     

    私自身も過去にいくつかの機種を使用したことがあります。

     

    針が刺さりやすいよう、吸引装置で皮膚を引っ張りながら注射するアイデアとか、最高だと思いました。

     

    ただ、実際に使ってみるといろいろと問題もありました。
    効率よく真皮層に薬液を届けるのはなかなか難しかったです。

     

    皮膚はとても繊細で強い組織

    皮膚は思っている以上に強くて硬く、厚さはせいぜい1〜2mm、下まぶたなどは0.5㎜ほどしかありません。この硬くて、ごく薄い真皮層内に針先を正確に留め、微量の薬を正確に注入するのはとても繊細で難しい作業です。

    また、皮膚の厚みは人によっても部位によっても異なりますし、ニキビ跡の凹凸や毛穴の存在などの要素も考慮した調整が必要です。

     

    さらに、リジュランのように何度も細かく注入する治療では、針先がすぐに鈍って刺さりにくくなります。その場合は針を交換しながら進める必要があります。

     

    手打ちのメリット

    「手打ち」では、上記したような様々な要素や、針の入り方・抵抗を指先の“感覚”で感じ取り、力加減を調整しながら注入できます。針先のわずかな鈍化にも気づき、必要に応じてすぐに新しい針に交換します。

     

    一方、水光注射ではその“感覚”を持たないため、このような調整ができません。特に治療の後半では、針先が鈍化して十分に刺さらず、薬剤が皮膚の外に漏れてしまうことも少なくありません。

     

    このあたりの改善は今後に期待です。流行りのAI技術が搭載され、あらゆる状況に対応できるようになれば、本当に素晴らしい機器になることでしょう。

     

    ただ、「手打ち」であっても、“感覚”が鈍かったり、“繊細な操作”ができなければうまくいきません。実際、リジュランの手打ちを紹介している施術動画などでは、残念ながら完全に皮下注射になってしまっている例をよく見ます。

     

    リジュランを確実に真皮に届けるには、細やかな感覚と調整、高品質な注射針が必要です。

     

    当院ではより正確な治療を行うため、手打ちによる注入のみを採用しています。
    確実に真皮層に打ち込みます!

     

    ※下まぶたの皮膚は1mmもないほど薄いため、針先をほんの少し動かすだけで真皮を突き抜けて皮下に入ってしまいます。部位によってはどうしても皮下注射になってしまう箇所もありますが、できる限り真皮内に薬液が届くよう注意深く施術しています。

     

    リジュラン注射の深さイラスト

     

    高密度精密注射

    リジュランは、真皮層全体に薬剤が均一に届くことで、肌本来の力を引き出します。

     

    当院では高密度の注射で、できる限りムラなく行き渡るように工夫しています。

     

    自然で美しい仕上がりを目指しています。

     

    さらに1か所あたりの薬液量が少ないため、膨疹などのダウンタイムも短く抑えられます。

     

    写真は目元に対するリジュランIの治療直後の様子です(片側0.5㏄注入)。
    リジュランIはソフトなので、このブツブツした膨疹は数時間でかなり目立たなくなります。

     

    リジュラン高密度注射

     

    手打ちでまぶたギリギリまで注入

    まぶたは皮膚が非常に薄く、小ジワやちりめんジワができやすい部位です。

     

    ただし眼球に近いため、レーザー治療には限界があり、レーザー専用のコンタクトシェルを使っても眼瞼縁(まつ毛の生え際付近)の治療は難しいことが多いです。

     

    一方で注入治療なら、まぶたのギリギリまでアプローチ可能です。

     

    特に手打ち注射では眼瞼縁のすぐ近くまで治療できる利点があります。

     

    水光注射も有効ですが、カートリッジや機器の大きさの制約から、眼瞼縁ギリギリの細かい治療は難しいのが実情です。

     

    リジュラン眼瞼縁治療イメージ

     

    6. 治療の流れ

      • 診察:医師が丁寧にお肌の状態を確認し、必要な情報をリスクも含めて説明します

      • 麻酔クリーム:痛みをできるだけ和らげます(しっかり麻酔が効けばそれほど痛くありません)

      • リジュラン注入:細かくお肌に薬剤を届けます

      • 冷却:赤みや腫れを落ち着かせます

    実際の治療時間は約15分ほどです(麻酔時間除く)。

     

    7. ダウンタイム

    • 治療後のメイクについて
      添付文書には「12時間は化粧を避ける」とありますが、当院では安全を重視し、翌日以降のメイクをおすすめしています。

    • 一時的な赤み・内出血
      注射なので小さな赤みが生じることがありますが、通常は数日以内に軽快します。
      浅い層のみ注射なので目立つ内出血が出ることは稀ですが、内出血が起きた場合は消失まで1週間程度かかることがあります。

    • 一時的な膨疹(小さな膨らみ)←写真は治療翌日の膨疹の様子(リジュランHB使用)
      真皮層に薬液が留まることによってできる一時的な膨疹が生じます。
      ソフトなリジュランiでは数時間後には引いていることが多いですが、リジュランHBなどでは、数日間続くことがあります。膨疹は自然に治まります

     

    写真はリジュランHBを使用した治療翌日の様子です。かすかに膨疹と注射跡の赤みが残っていますが、それほど目立ちません。

     

    リジュラン治療翌日の膨疹の様子

     

    8. 推奨治療回数・治療間隔・費用

    • はじめは2〜4週間おきに3〜4回継続します。その後は6か月おきにメンテナンスとして繰り返すのがおすすめです。
      ※単回投与だと効果の実感が得られにくいので、3~4回繰り返すことが推奨されています。

    • 費用:リジュランアイ【リジュランi】(1㏄)29,800円 【税抜き】
         リジュランHB(1㏄)32,000円 【税抜き】

      ※診察料、麻酔代が別途かかります。

       

      9. 想定されうるリスクと合併症・禁忌

      リジュランの有効成分は「サーモンDNA由来」のポリヌクレオチド(PN)で、人の体になじみやすく作られています。アレルギーの報告は非常に少なく、安全性が高い治療とされています。ただし、注射治療である以上、次のような副作用や合併症が起こる可能性があります。
      ※想定されるものすべてを書くと、下のようにたくさんになるのですが、実際には「注射の赤みやブツブツした膨らみ」が少しの間続くだけという、ほとんどダウンタイムがなく、リスクの少ない治療です。

       

      よくある反応(ほとんどが数日以内で改善、心配いりません)

      • 注射部位の赤み・腫れ・痛み・かゆみ:注射したことで起こる少量の出血や一時的な炎症によるものです。普通の反応なので、通常は心配いりません。

      • 内出血(青あざ):真皮内注射なので目立つ内出血はまれです。酒さなどで、赤ら顔の方は内出血が多少起きやすいかもしれません。時間の経過とともに薄くなるので心配いりません。

      • 一時的なブツブツした膨らみ(膨疹):薬液が真皮層に留まることにより起きます。膨疹が続く期間は、リジュランの種類によって異なります。リジュランiで数時間、リジュランHBでは1~2日、リジュラン(S)では2~3日ほどです。治療直後は目立つので心配になりますが、意外に早く目立たなくなります。自然に消えるので心配いりません。

      まれな反応(たまに起きることがある)

      • ヘルペス再活性化:口周りの治療で、注射の刺激により起こる可能性があります。特に、1年に何回も頻繁にヘルペスができる方は注意が必要です。状況によっては、抗ウイルス薬の予防投与が必要になることがあります。起きた場合には、外用薬や内服薬での治療が望ましいです。
        ※ヘルペスとは?:ピリピリとした感覚の後に小さな水疱がプツプツとできるウイルス感染症です。注射することで感染するわけではなく、もともと持っていたものが注射によって活性化されることで起こります。

      非常にまれな合併症(滅多に起きないのであまり心配いりません)

      • アレルギー反応:ポリヌクレオチドはサケ由来DNA断片であり、タンパク質ではありませんので抗原性は低いです。ただ、理論的にはタンパク不純物や核酸そのものに対する過敏反応が起こる可能性があります。頻度は極めて低いですが、蕁麻疹や浮腫などとして現れることがあります。現在まで有害事象の報告例は見つけられませんでした。重症のアレルギー体質の方では注意が必要かも。

      • しこり(肉芽腫形成):注入部位で異物反応が強く出た場合、しこりや硬結として残ることがあります。これは非吸収性フィラー(ヒアルロン酸やシリコンなど)に比べると格段に少ないですが、ゼロではありません。

      • 感染:針穴などから細菌が入ってしまったとき。使用済み薬剤を取り置き保存し、再使用した場合(普通はしません)。免疫抑制状態の患者さんでは注意が必要かも。

      • 炎症後色素沈着・瘢痕:想定外の強い炎症反応が起こった場合。どんな治療でも共通のリスクです。

      • 血管塞栓:リジュランを誤って血管内に注入してしまうと、皮膚の壊死や失明といった重い合併症が起こる可能性があります。ただし、真皮にある血管は細いため、太さのある注射針で塞栓を起こす可能性はきわめて低いと考えられます。一方で、皮下組織には太い血管が走っているため、注射が皮下に及んだ場合には塞栓が起こりうるリスクがあります。リジュランは粘性が低い製剤なので、ヒアルロン酸フィラーに比べると塞栓リスクは低いとされています。正確な注射手技が重要です。

      • 免疫反応(DAMPs):可能性はあるが非常に低いようです。現在まで報告例も見つけられず。重度の自己免疫疾患の方は注意が必要かも。

        リジュラン治療の禁忌・注意事項

        禁忌(受けられない方)
        • ポリヌクレオチドナトリウムにアレルギーがある方

        • 妊娠中・授乳中の方

        • 未成年の方

        • 非吸収性フィラーが入っている部位への注入

        注意が必要な方
        • 自己免疫疾患や全身の炎症性疾患をお持ちの方

        • 抗凝固薬や抗血小板薬など、血液をサラサラにする薬を内服している方(出血しやすくなります)

        • 架橋型ヒアルロン酸との併用は不可。同じ部位に投与する場合は6ヶ月以上あけることが推奨されています。(架橋型ヒアルロン酸を真皮内に注入することはまれなので、普通のヒアルロン酸注入は大丈夫です)

        その他
        • 持病や服薬がある方は、必ず事前に医師へご相談ください。

        • リジュランは比較的新しい治療のため、長期的な安全性についてはまだ十分なデータがありません。

         

        10. リジュラン治療でよくある質問(FAQ)

        治療の基本について

        Q1. リジュランとは何ですか?

        A. サケDNA由来のポリヌクレオチド(PN)という核酸成分を主とした注入用薬剤です。線維芽細胞の活性化・コラーゲン産生を促進するほか、さまざまな効果が認められています。ハリや弾力、小ジワの改善を目指します。

         

        Q2. どんな人に向いていますか?

        A. 「自然にきれいになりたい」「治療していることを知られたくない」「不自然な変化はイヤ」という方におすすめです。ヒアルロン酸やボトックスに抵抗がある方、即効性よりも肌質改善を重視する方にも向いています。効果としては、小ジワやちりめんジワの改善、ハリや毛穴の改善、保湿力アップが期待できます。

         

        Q3. 効果はいつ頃から実感できますか?

        A. 個人差はありますが、2〜4週間で肌のハリや潤いの効果が出始めることが多いです。単回の治療では効果を実感しにくいこともあり、複数回の治療をおすすめしています。おすすめは、2~4週間おきに3~4回繰り返す方法です。

         

        Q4. どの部位に効果がありますか?

        A. 頬、目元、首など幅広く使用できます。特に小ジワやちりめんジワ、乾燥が気になる部位、ハリが出したい部位に適しています。

         

        治療の安全性と承認状況

        Q5. 日本で承認されていますか?
        A. 日本では未承認医薬品扱い、米国FDAも未承認です。韓国ではMFDS承認、ヨーロッパではCEマーク承認を取得しています。

         

        Q6. 安全性は大丈夫ですか?
        A. 主成分であるPN(核酸成分)は、タンパク質ではなく抗原性は低いため、アレルギーや免疫反応は起きにくいです。実際に重大な有害事象の報告はなく、比較的安全とされています。

         

        痛み・ダウンタイム

        Q7. 治療は痛いですか?
        A. リジュランの注射治療は細い針を使うため無痛ではありませんが、強い痛みはありません。当院で採用しているソフトなリジュランiや、麻酔成分を含むリジュランHBは、特に痛みが少ないのが特徴です。さらに治療前に麻酔クリームを使用するため、安心して受けていただけます。

         

        Q8. ダウンタイムはどれくらいですか?
        A. 治療後は注射部位に赤みや小さな膨らみが出ます。注射跡の赤みは数日続きますが、翌日からメイクができるため日常生活に支障はほとんどありません。膨らみはリジュランiでは数時間、リジュランHBでは1〜2日で自然に治まります。

         

        治療回数・効果の持続期間

        Q9. 1回でも効果がありますか?何回受ける必要がありますか?
        A. 1回でも効果はありますが、実感しにくいことがありますので、複数回の治療をおすすめしています。はじめは2〜4週間ごとに3〜4回、その後はメンテナンスとして3〜6ヶ月ごとに行うのが一般的ですが、患者様が無理のない程度に継続するのがよいと考えています。

         

        Q10. 効果はどのくらい続きますか?
        A. ボトックスのような一時的な対症療法とは違い、リジュランは根本から肌を改善します。そのため「効果が何カ月続く」というよりも、定期的に続けることで長期的な肌質改善が期待できます。

         

        他の治療との違い

        Q11. ヒアルロン酸やボトックスとどう違うのですか?
        A. ヒアルロン酸は凹んだ部分を膨らませ、ボトックスは筋肉の動きを抑えるなど、いずれも“変える”治療です。これに対してリジュランは、肌本来の美しさを“取り戻す”治療です。

         

        Q12. 他の施術と組み合わせられますか?
        A. 多くの治療と併用できます。目的に合わせて組み合わせることで相乗効果が期待できる場合があります。具体的な治療内容やタイミングは診察でご相談ください。

         

        その他

        Q13. 治療後はいつからメイクできますか?
        A. 軽いメイクは翌日から可能です。刺激の強い化粧品は数日控えた方が安心です。

         

        Q14. 誰でも受けられますか?
        A. 妊娠・授乳中の方、未成年の方は受けられません。皮膚炎がある部位には施術できない場合があります。重症のアレルギー体質、自己免疫疾患の方は注意が必要です。

         

        Q15. どの年代におすすめですか?
        A.リジュランは年代ごとにおすすめのポイントが変わります。20代は「ツヤのある肌を育て、肌老化を予防するケア」、30~40代は「小ジワやハリの低下を改善し、疲れて見える印象をリフレッシュ」、50代以降は「無理をせず自然に、美しく年齢を重ねるためのお手伝い」。つまり、どの年代でも使える治療で、そのときどきの肌の悩みに合わせてアプローチできるのがリジュランの特徴です。

         

        Q16. 他のクリニックに比べて料金が安いのはなぜですか?

        A. ヒアルロン酸やボトックスは、注入の深さや量を患者さんごとに細かく調整する必要があり、治療前から十分な説明と入念な計画が必要です。やり方によって、結果は全く違ってきます。

        一方、リジュランは「真皮層にまんべんなく注入する」ことが基本で、比較的シンプルな手技です。ヒアルロン酸やボトックスと比べて、手間も時間もかかりません。そのため当院では、コストを抑えて提供できます。

         

        Q17. 他の治療と比べてコストパフォーマンスはどうですか?

        A. 治療に何を求めるかにより変わります。ヒアルロン酸やボトックスのように即効性のある治療と比べると、リジュランは「ゆっくり・じわじわ」肌質を底上げしていく治療です。派手な変化は少ないですが、コラーゲン産生や肌の再生力を高めるため、長期的に見て持続性があります。即効性重視の治療より通院回数は必要になりますが、将来的に肌そのものが整うことでメンテナンスの間隔が長くなります。「自然に若々しい肌を保ちたい方」にとっては、コストパフォーマンスが高いと考えられます。

         

        他の注入治療についても知りたい

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